2021年9月1日水曜日

クスリ漬けの日々


あと10年もすれば前期高齢者の仲間入りである。何とも感慨深い。年月の流れは若い頃に思っていたより遙かに早い。

 

歳は重ねても、当の本人はたいして変わっていない。若々しいという意味ではない。ちっとも進歩していないという残念な意味である。

 

今だってコーラ味のグミと、かき氷味のグミを交互に頬張りながらこれを書いている。オジサマらしからぬ姿だ。

 

言っていること、やっていること、考えていること等々、日頃の言動を思えば30才ぐらいの頃から進歩できていない気がする。

 

私が青年時代に見ていた50代半ばのオジサマ達も同じような感覚だったのだろうか。だとしたら妙に親近感を覚える。

 

もちろん、運動能力は落ち、注意力も散漫になり、目だってすっかり老眼だから変わったといえば変わっている。

 

問題は頭の中だ。まあ、こればっかりは自然に任せるのが一番だから気にしたところで始まらない。

 

さて、変わっていないつもりで大きく変わったのが薬漬け問題である。12泊の旅行に行くにしても、常用薬の準備が一番面倒になるほど、いつのまにかクスリ漬けになった。

 


 

定期的に処方箋をもらって薬を入手に行くが、年々その量は膨大になっている。これから先いったいどこまで増えるのか心配である。

 

自覚症状は無いにせよ、毎日毎日いっぱい薬を飲むという現実は、自分が病人であるという証だ。そう考えると萎える。

 

朝は、血圧の薬に逆流性食道炎の薬、そこに最近加わったのが2種類の血液さらさら薬である。このほかに薄毛予防の薬も飲み、倦怠感解消のための漢方薬も飲んでいる。

 

夜は夜で、コレステロールを下げる薬の他、12回の血液さらさら薬を1種類と同じく倦怠感対策漢方薬を飲む。

 


 

寝付けない日は、安定剤も飲むし、魚介類をしっかり食べた日はアレルギーの薬も飲む。他にも、現役男性としてハッスルする際、時と場合によってはここでは書きにくい薬だって飲む。

 

薬というカテゴリーだけでこれだけ服用しているわけだから、若い頃とはまるで別人である。

 

このほか、薬モドキ、すなわちサプリもアレコレ飲んでいる。これも朝と夜を中心に飲み合わせなどを考慮しながら毎日毎日続けている。

 

朝はビタミンC、プロポリス、リジン、夕方以降にセサミン、リプライセル(高濃度ビタミンC)である。昼は昼で職場で青汁をグビグビしている。

 

書いているだけで満腹になりそうな量だ。

 

他にも割としょちゅう太田胃散のお世話になるし、酒の前後にヘパリーゼやウコンの力も飲む。ソルマックだって大好きだ。

 

サプリや栄養ドリンクはともかく、薬に関しては国にとって深刻な医療費問題に直結している。

 

私のようにまあ普通に何の支障もなく日常生活を送っているのに薬代の7割を公費で負担させているわけだから、そりゃあ国家財政も危うくなる。

 

正直言えば、普段飲んでいる薬のほとんどを明日からやめたところで、その後の私の体調が大きく崩れるはずはないと思っている。

 

医者ではないから断定できないが、自分の身体の声はそう言っている気がする。とはいえ、薬を飲むことがヘルシー指向であるかのような思い込みがあるせいで、なかなか断薬が出来ないのが現実だ。

 

いずれまた海外旅行に行けるようになる日が来るのだろうが、その頃には1週間以上の旅程には薬用の小型スーツケースが必要になりそうでビビっている。

 

 

 

 

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