2021年8月30日月曜日

花を愛でる

 

ここ最近のこのブログを見返すと食べることぐらいしか書いていない。何とも情けない。もっと心が豊かになる話題もたまには書かないといけない。

 

とはいえ、思いつきで文化的、芸術的な話が湧いて出てくるはずもない。強いて言えば最近はガラにもなく道ばたに咲いている花に目が向くようになったことぐらいだろうか。

 

前にもここで書いたのだが、私のスマホに入っているGoogleレンズというアプリをマメに使っている。

 



目に付いた花にスマホを向けカメラ画像のようなアプリを作動させると瞬時にその花の名前と似ている花がいくつか表示される。

 

ついでに花の原産やら由来やらの解説も表示される。つかの間の文化的?気分を味わえる。

 

その昔、私の母親がアートフラワーの先生をしていたこともあって、子供の頃は随分と花に接する機会はあった。

 

にもかかわらず私は花にまったく興味が湧かず、アートフラワーの材料で蝶や虫を作ってもらって喜んでいた。

 

まさに情緒ゼロ。単なる食い意地のはった子供だったのだろう。あの頃、花に詳しくなっていたら、今頃はちょっとシャレたオジサマになっていたはずだ。

 

大人になってから和花に興味を持ってわざわざ図鑑を買ったこともある。「ホタルブクロ」の得も言われぬ情緒に惹かれたのがきっかけだ。

 

結局、凝り性という私の性質は花に関しては発揮されず、ロクに花の名前を覚えることもなく年月は過ぎた。向いていなかったのだろう。

 

それでも、水中写真にハマっていた頃にはリゾートのプールにプルメリアやハイビスカスを浮かべて清涼感のある写真を撮影するのが好きだった。

 




もう10年ぐらい前の撮影だがなかなか良い写真である。自画自賛だ。

 

そういえば、コロナで休止状態の我がオジサマバンド活動で披露した自作の詩の名曲「スパイダーリリー」も花の名前をタイトルにした。

 

東南アジアでちょくちょく目にしていた怪しげな花の姿が印象的だったので、ちょっと官能的な路線の歌詞に仕上げてみた。

 

ちなみにスパイダーリリーの画像はこんな感じ。

 


 

中年になってからは梅の花に魅せられて毎年のように近場の梅林見学に出かけているが、それぐらいしか花と接する機会は無かった。

 

都会暮らしをしていると、なかなか花を愛でる機会は少ない。地方の高原なんかを旅すると気になる花はいっぱいあるのだが、名前どころか種類すら分からないのが残念だ。


ある時、北海道を旅した際にやたらと目に付く花の名前が気になって、これまたスマホアプリで調べたらあの有名なハマナスだと知ったことがある。


名曲「知床旅情」をしょっちゅう口ずさんでいたのに肝心のハマナスの姿を知らなかったことが凄く残念な気がした。

 

いっぱしのオジサマだからそれなりに花の名前に通じていたほうが良いのは間違いない。スマホアプリのおかげで普段の散歩で花の名前を知ることが出来るのは便利だ。

 



 

いまわが家の近くの墨田川テラスでは咲き乱れるキバナコスモスやサルビアが私の目を楽しませてくれる。

 

とかなんとか分かったような書きぶりだが、その名前だってGoogleレンズの機能のおかげで知ったわけだ。

 

夏の散歩は暑くてシンドイものだが、道端の花の名前を調べて小休止するのもオツだ。これを田舎暮らしで繰り返せばかなり花に詳しくなれるはずだが、さすがにそればかりは難しい。






 

 

 

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