2021年9月10日金曜日

味噌ラーメンと白いパフェ


小樽から札幌へ向かい、快晴だったから羊ヶ丘展望台に行く。クラーク博士の像で有名な場所だ。

 

私にとってクラーク博士より大事なのは裕次郎師匠である。「ボーイズビーアンビシャス」の近くに裕次郎像があった。「恋の町札幌」を口ずさみながら過ごす。

 


 

札幌は今ではパフェの街としても知られているそうだ。娘の情報だ。イマドキの若者は食べログのクチコミ評価で店探しをするのではなく、インスタに載っている画像を元に行きたい店や食べたいスイーツを選ぶようだ。

 

ススキノ周辺にもパフェ屋がたくさんあったが、まず出かけたのがNOYMONDという店。なかなか立派な店構えのお店だった。

 

数多くのパフェメニューから選んだのは、いちごパフェと白いパフェ。その他にピスタチオシェイクとヘーゼルナッツラテを注文した。

 




 

スイーツなんてどこで食べても違いはないなどと思っていた私が驚いたのが「白いパフェ」のウマさだ。衝撃的だった。

 

一見するとただのバニラ味かと思いきや、ミルク味、塩ミルク味、ホワイトチョコ味のジェラートが使われているそうで、複雑かつ繊細かつ、やたらと美味しい。

 

大人の見栄でちょこちょこっとしか食べなかったが、本当は娘を差し置き一人で抱えて食べたかったほどである。

 


 

ピスタチオシェイクも妙にウマかった。ここ10年ぐらいで日本でもピスタチ系のスイーツが定着してきた。嬉しいことである。

 

その昔、海外旅行のたびにピスタチオアイスをむさぼり食ってきた私にとって、ここのシェイクは一種の到達点のような印象があった。なんか大袈裟だ・・・。

 

いい歳したオジサマという身分でスイーツ屋に感激できるのだから娘に感謝しないといけない。一人旅だったらパフェの代わりに毛ガニを食べて過ごしたはずだ。

 

小樽でさんざん海鮮を食べたので、夕飯は味噌ラーメンに決定。人気店の「空」という店に向かう。私はチャーシューメンを注文。

 



 

東京人である私は、ラーメンは醤油に限るぜ!などと気取っているのだが、味噌ラーメンのほうが好きなことに気付かされた。

 

思えば、サッポロ一番も味噌味が一番好きだ。冬になると朝から味噌汁代わりにチルドの味噌ラーメンを作ることも多い。結局、醤油ラーメンを推しているのは単なる東京人アピールみたいなものだろう。

 

この店の味噌ラーメンは画像のようにショウガが特徴みたいだ。チャーシューとショウガの相性はビタミンEの吸収効率という観点からも良い。美味しく食べた。

 

泊まった宿は部屋に露天風呂が付いている和モダンのホテル「由縁」。部屋には中庭もあり植物園の借景も悪くない。風呂は小ぶりながら解放感があって快適だった。

 




 さて翌日、朝昼兼用メシは再び味噌ラーメンである。親子揃って空腹に耐えながら店が開く11時を待つ。

 

この日はススキノのラーメン横丁にある「みそ吟」。ここも非常に美味しかった。味噌の旨味甘味が最大限引き出されている。

 

「ラオタ」と呼ばれる人たちがラーメンを熱く語る気持ちが少し分かった。ただただウマいウマいとうなずきながら食べた。

 



 ラーメン屋を2軒ハシゴするつもりだったのだが、結構満腹になっちゃったので断念。


考えてみれば前の日の夜とこの日の朝昼兼用メシは低コストで済んだ。小樽の“富豪食い”で散財したから“引き分け”みたいなものである。

 

その後、ちょこちょこ観光しながら新千歳空港に向かう。夕方便で帰るので、食い意地のはった親子としては空港で何を食べるかを真剣に語り合う。

 

で、食べそびれたジンギスカンに決定し、東京にもある松尾ジンギスカンに入店。たいして空腹でもないのにガシガシ食べた。

 


 

そして帰りの飛行機の中で爆睡しようと満腹のお腹をさすりながら保安検査場に向かう。ここでトラブル発生。

 

出発15分前には保安検査場に着いたのにANAの係員がやってきて、もう飛行機のドアを閉めちゃうから乗れませんと非常の通告を受ける。

 

出発5分前ならいざ知らず、15分前で乗せないなんて過去に経験がない。ちょっと驚く。娘の手前、ブチ切れるわけにもいかず優しく怒ってみたがラチがあかない。

 

係員は「何度も放送でお呼び出ししました」などとツベコベ言っていたが、こっちはジンギスカンをジュージュー焼いていたから聞こえるはずもない。

 

結局、1時間後の便に振替えてもらったのでゆったりお茶を飲んで時間潰しをするだけで済んだ。飛行機や空港が混雑している時ならあり得ない話だろうが、すいている今の時期は気をつけないといけない。

 

というわけで、ウニとスイーツと味噌ラーメンに集中した2泊の旅だった。



 




 

 

4 件のコメント:

湊在住 さんのコメント...

先日は突然失礼致しましたm(__)m

空港では道産子の私もその経験がございまして、なぜかあのなかなか大きな新千歳空港でさえとても融通が利きません。
電車(本当は汽車ですが)の遅延で15分程前に搭乗手続きをしようとしましたが、『出来ません』の一点張りでした。私としてはギリギリ間に合ったと思っていましたが、アウトというのが二度。
上京したての頃京急で羽田に向かう際に、同じ車両のお年寄りが突然倒れ乗務員が対応をして遅延をし、北ウィング南ウィングの意味も分からず『国内線はこちらではありません』等と言われて空港をさ迷い、結果5分前に到着した事がありました。新千歳空港での経験上ダメ元でまだ搭乗手続きを出来ますかとお尋ねしたところ、『まだ間に合うので急ぎましょう』と優先して手続きをして頂き、無事に飛行機に乗ることが出来ました。自動車免許証の更新の為の帰郷可能な最終日だったので、ご対応して頂きとても感謝したとともに、『都会は冷たい』と勝手に信じていた田舎者の私の考えを、改めるきっかけにもなりました。
翌日羽田に到着し、再び京急に。『聞いたことの無い駅ばかりだなぁ』なんて思っておりましたところ、まだ電車をよく知らない私は横浜方面行きに乗っておりました(笑)。

富豪記者 さんのコメント...

湊在住さま

先日はビックリでした!

あの空港はそういう悪い癖?があるんですかね。。

15分前に保安検査場に行くのはごく普通レベルだと思っていましたが、あの後、空席便が無かったらと思うと呑気な習慣は見直さないといかんと思いました!

確かに羽田のほうが迷ったりするギリギリ客が多いせいか融通がきくような気がします。

Unknown さんのコメント...

ご返信有り難うございます。

私の搭乗不可は20年程前でしたが、依然体質は変わっていないことに驚きました。それならあの広大な土産売り場や飲食店を全て無くし、窓口だけの簡素化?簡略化?した空港にして頂けたら遅れる旅行者も減るのでしょうが、あそこまで肥大してしまうと縮小は有り得ませんよね。
賛同を得られない事を承知で私見を述べますと、みよしのに出店して頂きたいです(笑)。

富豪記者 さんのコメント...

コメントありがとうございます!

そうなんですね。あの空港の体質みたいなものがあるのでしょうか?

空港に行く、飛行機に乗るという行為は昔であれば特別なことだったのでしょうが、今の時代、もっとカジュアルになって欲しいですよね。

大袈裟なサービスやもったいつけたような雰囲気作りをせずに新幹線みたいにカジュアルに使えたらいいと思います。