連休中は貯まっているマイルの消化を兼ねて愛媛、岡山に出かけた。娘との2人旅だ。減った体重を維持したい私とダイエットに励む娘の利害が一致してバカ食いを避けて過ごした。
とはいえ、スイーツを気が狂ったように食べたので幸せな時間が多かった。最近すっかり甘党になった私だが、コロナの後遺症には糖尿病もあるらしいのでちょっとビビっている。
羽田空港ではいつも決まって「ずんだシェイク」を飲む。ずんだ餅のアノずんだである。この店のシェイクは絶品で羽田といえばコレである。朝飯代わりにシェイクで空腹を落ち着かせる。
松山空港でレンタカーを借りてまずは道後温泉の繁華街へ。愛媛といえばみかんだからそれ系のスイーツをあれこれ食べる。道後名物の坊っちゃん団子も「保存料や何ちゃらを使っていないホンモノ」というフレコミの逸品がバラ売りしていたので立ち食い。
みかんジュースの飲み比べも味わい、コンビニの店頭にあった蛇口をひねればジュースが出てくる怪しい一杯も飲んだ。さすがに生のみかんジュースはどこで飲んでもウマい。身体中が黄色くなりそうなぐらい飲んだ。
一休みに入ったカフェでもエグイい見た目のパフェを食べる。愛媛はイチゴも名産らしいのでみかんに飽きた口をイチゴで整える。
道後温泉を散策した後は宿泊する今治に向かう。ドライブの途中で「はっさく大福」も食べる。はっさくの酸味と白餡のコンビネーションが絶妙だった。
イチゴ大福を筆頭にフルーツ入りの大福が人気だが、最近はキウイとか酸味の強いフルーツを白餡で包んだバージョンが特に美味しいと思うようになった。
結局この日は朝から甘いモノだけを食べ続けて夕方になった。宿泊先の今治国際ホテルでの夕食がいわばこの日の一食目である。実にヘンテコな食生活だ。
ホテル内の日本料理レストランに鯛づくし懐石というコースがあったので一人分はそのコースを頼み、あとはアラカルトをあれこれ注文した。
朝からスイーツだけを食べていたから何を食べても泣くほどウマかった。瀬戸内海の鯛はさすがに絶品。東京人としては悔しい限りだが、鯛をはじめとする白身魚は西の方に軍配が上がる。
甘味が強く味が濃い。プリっとした食感も鯛ならではの醍醐味だ。刺身はもちろん煮ても焼いてもしゃぶしゃぶにしても美味しい。
コースで出てきた鯛飯が炊き込みご飯だったので、別注で刺身を使った鯛飯も注文。出汁醤油に卵黄を溶いたタレをご飯に乗せた鯛にかけて味わう。至福そのもの。滋味という言葉がピッタリだった。
他にも鯛の握りなども注文してアルコールもしっかり摂取してようやく大人の自分に戻る。酒の肴に注文した鯛の白子と鯛の卵の煮付けも最高だった。いずれも鯛の香りがしっかり感じられる味わいで、大袈裟に言えば日本人に生まれたことに感謝したくなる味だった。
さんざん食べ散らかしたが、さすがに魚だからさほど膨満感も無かったのが幸いである。食後の腹ごなしには歩いて今治城のライトアップを見に行った。
お堀に海水を引いているのが特徴の水城である。老後の趣味を日本中の城めぐりにしたい私にとっては昼間にじっくり見学したかったのだが、今回は夜の外観だけで我慢する。お堀からほのかに潮の香りが漂っていたのが印象的だった。
今治で泊まったのは翌日のしまなみ海道ドライブのためだ。次の日も朝からスイーツ攻めのあげくに一食目が夕飯というヘンテコな流れになってしまった。
スイーツばかり食べてちょっとゲンナリ気味になってから味わう普通の食事は妙に美味しいという真理?を知ってしまったので、悪趣味のようなそんな食べ方を今後も続けてしまいそうでちょっと問題だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿