2022年10月3日月曜日

札幌で食べまくる


登別で温泉三昧の時間を過ごした翌日は札幌に移動した。昨年もこの時期に札幌に行った。今年もまた「白いパフェ」と「味噌ラーメン」を食べるためである。

 

札幌は大都会だから個人的に旅の目的地として好みではない。昨年は小樽をメインに札幌はついでみたいな感覚で寄った。でも白いパフェと味噌ラーメンに悶絶したせいで今年もわざわざ登別から移動した。

 

札幌といえば味噌ラーマンの本場である。数え切れないほどのラーメン屋さんがあるから選ぶのに一苦労する。昨年、何となく入ったのが「みそ吟」。ここのラーメンが絶品だった。麺の硬さ、スープの濃さ。具材の味などバランスが抜群だった。

 

いろんな店をめぐってみたい気持ちもあるが、一度食べただけで私はこの店の味噌ラーメンのトリコになった。今回も迷わずこの店一択。極みという名前のいわゆる全部載せラーメンで決まりだ。

 


 

ウマいものを初めて食べた時の衝撃はとても大きい。同じものを2回目に食べても感激は必然的に弱まる。それが世の中の道理である。

 

が、しかし、この店の味噌ラーメンは2度目なのに最初の衝撃と同じぐらい喜びを感じた。ウマ過ぎる。もちろん私の個人的な感覚だが、他の店を探検する気にならないほど完璧。奇をてらったようなラーメンが苦手な私には最高だ。王道の味噌ラーメンの完成形だと思う。

 

この「みそ吟」、なぜか名古屋方面にいくつか支店があるようだが東京には進出していないのが残念だ。名古屋までわざわざ食べに行きたいぐらい気に入っている。

 

さて、ラーメンで幸せになった後はスイーツである。白いパフェはいくつかのカフェで味わえるようだが、今回も昨年と同じ「NOYMOND」という店で食べた。見た目は素っ気ないが味は最高だ。ミルク味、塩ミルク味、ホワイトチョコ味の3つの味が絡み合ってウットリする。

 


 

ピスタチオシェイクとヘーゼルナッツラテも頼んで甘甘な時間を過ごす。最近はすっかり酒に弱くなったからスイーツオヤジ状態になることが多い。つくづく糖尿の家系じゃなくて良かったと感じる。

 

この2つを食べたことで札幌の目的は終了である。他にとくにやりたいことも観たい場所もない。昼頃に札幌についてまだ15時ぐらいである。ホテルにチェックインしてしばし休息。

 

夜はジンギスカン専門店「ひげのうし」に行く。生ラムをあれこれ食べ生ビールをグビグビ。この店はジンギスカン鍋だけでなく網焼き台も用意してくれるのが良かった。部位によって焼き方を選べる。

 



 

生ラムもとても美味しかったが「昔風味付けラム」が絶品だった。確かに私が大学生ぐらいの頃はこういう味わいのジンギスカンが主流だったことを思い出した。闇雲にナマだから良しと思い込むのも考えものかもしれない。

 

札幌で食べるべきものはとりあえず制覇した。大満足の時間だったが、翌日の東京に戻る飛行機は午後早めの時間帯である。帰る前の千歳空港のレストラン街で「旅メシ」を堪能する機会はまだある。

 

ホテルの部屋で千歳空港にどんな店があるかをチェックしてから寝る。食べること以外に脳ミソを使っていない自分が情けなくなるが、そういう脳天気な時間を過ごすことが旅の醍醐味でもある。

 

翌朝、余裕を持って千歳空港に向かう。昨年は9月の札幌旅行と11月の福岡旅行で立て続けに帰る飛行機に乗り遅れた。いつも何かを食べている間に搭乗ゲートが締め切られてしまう。悪い癖である。

 

千歳空港はレストラン天国である。函館朝市の人気店や有名ラーメン店、ジンギスカンも洋食も何でもアリである。今回選んだのは「ふく亭」という贅沢な釜飯を味わえる店だ。

 

他のレストランより少し値段設定が高めなせいか混雑していないのが良かった。ゆったりビールを飲みながらボタンエビの刺身を肴に釜飯を待つ。

 



 

カニ釜飯とウニイクラタラバ釜飯である。何といっても見た目が素晴らしい。見ているだけで幸せになる。普通のウニ丼、イクラ丼と違ってダシの効いた炊き込み飯を混ぜ混ぜするから独特の味わいになる。

 

この2つで終わらないところが食い意地のはった私の問題点である。釜飯用の釜で炊きあげた白米と具材のセットがメニューにあったので「うにイクラと銀シャリ」を注文した。大人食い、いや贅沢食いである。

 


 

私の思考回路はいつでも自分に都合良くまとまる。前の日はラーメンとジンギスカンだからコスト面では安く済んだ。だったらここで豪勢に注文したってトータルでは大したことはない…。そう解釈しちゃうわけだ。というわけで昼間から“富豪級”のひとときを過ごした。

 

コロナ禍で大打撃を受けた観光業界を少しでも応援できたなら良かった。などと、ここでも私の思考回路は自分を肯定したがる。

 

まあ、旅先でケチケチするのもヤボだから良しとしよう。




 

 

 

 

 

 

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