2022年11月11日金曜日

天性の料理人

 



 

もう今年も後半である。街にもネオンが光り始めてせわしない感じが漂ってきた。こういう季節こそ女子のナマ脚を眺めながらウマい酒を飲みたくなる。

 

まあ、年柄年中、女子の脚は眺めていたい。最近はメシ相手になってくれる女性陣には“脚だしスタイル”を強制、いや、要請しているので一種の花見感覚で一献傾けている。

 

さて、ネオンと女子の画像を“ツカミ”で使ってみたが、今日書く話は夜の街でも女性のことでもない。自慢にもならない自慢話である。

 

大きな声では言えないが(ここに書いている段階で論理破綻だが)、私は自分のことを「天性の料理人」だと自称している。


ずいぶん大きく出たものだ。

 

といってもこの図々しい発言を聞いているのは娘だけである。つまり家の中でそうホザいているわけだ。とてもじゃないが外の世界では言えない。

 

と、謙遜してみたが、私の味付けのセンスはなかなかのものである。家での簡単調理で失敗することはない。鶏肉や豚肉を炒めて調理させたら相当な腕前だ。たぶん。たいてい美味しく仕上がる。

 



 先日も娘と食事に行き、人生でほとんど作ったことのないお好み焼きを完璧に仕上げた。その後は2時間ぐらいドヤ顔で過ごしていた。これは味付けとは違うが要はセンスが良い!?のだろう。ウン十年もさんざん外食におカネを落としてきた成果である。

 

某日、賞味期限が怪しかったシメジやエノキを捨てかけたのだが、思い直して即興で炒めてみた。軽く塩コショウしてフライパンにバターも一切れ入れて炒めた。仕上げ間近に冷蔵庫にあったオニオンステーキソースなる液体をチョロっとまぶして仕上げた。

 



 食べてみてビックリ。バカうまだった。テキトーにちゃっちゃと作ったのに夢のような!味になった。自分の「天性の料理人」ぶりに驚き、ついでに豚肉も焼いて娘用の一食を作り置きしておいた。やさしいパパである。これもパパ活と呼ぶのだろうか。

 

簡単パスタも最近の私の定番だ。早茹での乾麺が便利だから頻繁に作っている。「早茹で4分」のパスタ麺なら茹で時間は2分。そこからフライパンに準備しているパスタソースとあえているうちに良い感じのアルデンテになる。

 



 出来合いのレトルトパスタソースにアレンジを加えるのが一番簡単だが、私の今のお気に入りはこの画像のペペロンチーノっぽいオイルソースだ。

 

どこにでも売っている定番である。これだけでも具材次第で充分にウマく仕上がるが、時にはこれにバジリコの粉末を適量パラパラすると一段と美味しくなる。

 



この画像はスーパーシーフードパスタだ。エビやホタテ、アサリなどをあらかじめオリーブオイルで炒め白ワインもちょっと投入して蒸し焼き風に仕上げる。そこに2分茹でたパスタを投入してあえながらオイルソースとコショウをぶりぶり入れて味を整えるだけだ。

 

具材をドッサリ入れれば具材からの旨味が自然とウマいパスタに仕上げてくれる。いつもは麺を200グラムぐらい食べたい私だが、具をたくさん入れることで麺は100グラムでも充分。炭水化物の摂り過ぎ対策にもなる。

 




 カキのパスタも同様だ。レストランのカキパスタとは比較にならないほど大量にカキを投入できるのが家パスタの魅力である。

 

上のカキパスタの具材はしめじとカキだけ。下のはシメジの他に缶詰のツナ、缶詰のアサリも入れたボリューム満点の一品。画像では分かりにくいが下のパスタには小ぶりのカキが一皿に15個ぐらい入っている。カキだらけパスタである。

 

たかだかパスタ麺100グラムでもこれだけ具材を入れると充分満足出来る。味付けは塩コショウすらせずに上で紹介したオイルソースと粉末バジルのみ。これからのカキの季節にはオススメだ。

 

天性の料理人って言ったところで基本的には市販品で味付けしているわけだが、コトはそう簡単ではない。炒める際の加減や目分量で投入するソースなど私だからこその加減が抜群の味につながるわけだ。そう信じて疑わないでいると幸せな気分でいられる。

 

ナゼか包丁とまな板は使わないポリシーを今も守っている。あれを用意してまで作業するとヘタなものは作れないような強迫観念に駆られる。


だから肉を切る際もハサミを使う。野菜やキノコは手でちぎる。このスタイルでそれっぽい美味しいモノが出来上がると何かに勝ったような気がする。

 

ヘンテコなこだわりである。“天性の料理人”などとよくもまあ言ったものである・・・。

 




 

 

 

 

 

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