2023年4月12日水曜日

ネット社会の雑感


腹が減ったらウーバーを頼み、欲しいものがあればAmazonがすぐに持ってきてくれる。食料や日用品はネットスーパーで購入し、観たい映画もサブスクで選びクリーニングの手配までスマホで簡単に終わる。

 

ネット社会サマサマみたいな日々を過ごしているが、先日、いわゆる送りつけ詐欺に遭いそうになった。ネットの買い物が当たり前になればなるほど犯罪も身近になってくるわけだ。

 

職場に私の個人名宛てで荷物が届いた。送り主はAmazonで箱もしっかりロゴ入り。たまたま会議中だったので社員が受け取り私のデスクの上に置いた。普段から私は職場宛に買ったものを届けさせているから社員も何も疑わずに受け取ったらしい。

 

会議を終えた私がAmazonの箱を開けたら注文した覚えのないシャビーな腕時計が燦然と輝いていた。キツネにつままれた感じである。念のためAmazonの注文履歴を確認したがそんな趣味の悪い時計を買った履歴は当然無い。

 

何かの間違いだとしても受け取っちゃったからメルカリで売っちゃおうかと考えたのだが、何と着払いで届いた商品だったとか。受け取った社員が立て替えのつもりで会社の小口現金から3万ほど宅配業者に払ったという。

 

今まで着払いで荷物を届けさせたことなど無かったから受け取った社員もその時点で疑問に思ってくれれば良かったのだが後の祭りである。

 

「オレは知らないぜよ」と腕時計を私に突っ返された社員は宅配業者の事務所に駆け込んで何とかお金を取り返した。実害もなく一件落着したが、こんなふうに簡単に送りつけ詐欺が成立してしまうことに感心?した。

 

私はAmazonに限らずヤフーにも楽天にも自宅以外に職場の住所も登録してあるのだが、その内容のどれかがダダ漏れで悪質な業者に流れたのだろう。

 

住所表記に会社名が入っていれば本人以外の誰かが受け取る確率は高くなる。必然的に着払い詐欺に引っかかりやすくなるはずだからそういうリストが流通しちゃっているのだと感じた。

 

職場の住所だけでなく私の場合、実家の住所も登録してある。年老いた母親が受け取りに出たら簡単に着払いも払ってしまいそうで危ないったらありゃしない。

 

皆様もくれぐれも着払い詐欺には用心することをオススメします。

 

さて、ネット界隈のいまどきのトレンドといえばAIだろう。「ChatGPT」のようなサイトを使ってAIにさまざまなことを答えさせている人は多い。

 

いまや的確にテーマを与えたらそれっぽく小説まで書いてしまうほどAIは進化しているらしい。私もどうでもいい質問を投げかけては時に驚き時に失笑している。

 

わがオヤジバンド、いや、素敵なオジサマバンドの今年のライブ演目をメンバーと協議している段階なのでAI様にもどんな曲をやればいいか尋ねてみた。

 


 

画像のようなやや抽象的な質問にもそれなりにちゃんとした回答をよこした。質問の仕方次第ではより深い回答も出てくるのだろう。

 

どんなテーマを尋ねるにしても質問能力がカギを握るわけだからこっちが懇切丁寧に質問を整理すれば充分実用に耐える答えが帰ってくるのだろう。

 

とはいえ、無料版のAIチャットだからトンチンカンな答えに笑えることもある。ちょっと可愛く思えて楽しくなる。

 



私が敬愛するハマショー師匠の楽曲のうち人気のあるバラード曲を尋ねてみたときの回答がこの画像だ。正解は10曲中わずか4曲だった。「心の旅」はチューリップ、「十七歳の地図」は尾崎豊である。

 

それより何より「愛は日本のために」である。そんな歌はネット検索しても誰の歌だか分からなかった。実に壮大な名曲みたいなタイトルである。ハマショー師匠が今後出すアルバムにそんな曲が収録されていたら私は卒倒する。

 

そんなAIも日進月歩で頭がどんどん良くなっているからこんなオチャらけた感想を書いていられるのも今のうちかもしれない。

 

そのうち私の今後の生き方や余生の過ごし方を真面目に尋ねてみようと思う。

 

 

 

 

 

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