2023年4月28日金曜日

さらば八丁堀 ロイホのビュッフェ


今の住まいに暮らし始めて1年しか経っていないのだが、来月引っ越しすることにした。面倒だがいろいろと今の住まいの不満な点が改善されないから仕方がない。管理会社とも随分やり取りしたがシャバダバだったから出ていったほうが早いと判断した。

 

今は隅田川にかかる中央大橋に程近い立地で川沿いの散歩が大のお気に入りだった。引っ越し先も隅田川沿いの遊歩道に近い場所にしたかったのだが、思うように物件が見つからず次は街のド真ん中みたいな場所に決めた。

 

職場に近いから中央区民でいることを継続して今度は日本橋の住人になる。三越まで歩いて数分の立地のマンションである。まだしばらくは娘との同居が続く見込みなので広めの物件探しに難儀したがわりと気に入った物件が見つかった。

 

10年ほど前に独身に戻ってから5度目の引っ越しだ。ボヘミアン暮らしみたいで落ち着かない面もあるが、引っ越しには断捨離効果があるから案外悪くない。

 

私もいつのまにか「オジサン」カテゴリーにどっぷり浸かり、さほど遠くないうちに「オジイサン」という分類に入ってしまう年齢である。モノは少なくした方が何かと都合が良い。

 

引っ越しのたびにモノは減っているがまだまだである。1年前の引っ越しでも段ボール90箱という意味不明な荷物量だったから今回は覚悟を決めて捨てまくろうと思っている。

 

今の住まいに移ってから1年。一度も着なかった服、一度も使わなかったモノはゴミなのかもしれない。一戸建てに住んでいた時に年に一度あるかどうかの雪かき用のために持っていたゴツい長靴やスコップみたいな道具だってナゼか今もある。

 

使わない照明器具や空気清浄機などの軽めの家電しかり、まず間違いなく二度と読まないだろう本や雑誌の類い、もう何年も履いていない靴、かぶっていないキャップ、触ってもいないバック類など数えだしたらキリがない。

 


 

今の八丁堀界隈も好きなエリアだから引っ越した後も散歩には来ると思う。隅田川テラスと呼ばれる遊歩道は浅草方面まで延々と続いているし、新居の近くから川沿い散歩に出ても勝どき方面に進めば永代橋、中央大橋あたりまでは歩ける距離だと思う。

 

先日、転居を決めた後に八丁堀エリアが新たに好きになることがあった。「モーニングビュフェ事件」である。事件などというと大袈裟だが事件といえるぐらいワクワク?した。

 

その舞台はロイヤルホストである。ファミレスの中でも抜きん出た美味しさのロイホだが、全国の数え切れないほどの店舗の中で朝のビュッフェをやっている店が45カ所だけ存在するらしい。

 

ホテルが入っている建物に併設されている一部のロイホだけがその店舗だとか。宿泊客用の朝ビュッフェをロイホが手がけている感じだ。一般客ももちろん利用できる。

 

そんな貴重な一店舗が八丁堀店だったことをつい最近知った。コロナ禍でしばらくの間はビュッフェを中止していたらしいので私のアンテナに引っかからなかったようだ。

 

全国的に珍しいロイホの朝ビュッフェが家から徒歩5分の場所でやっているなら行かないわけにはいかない。さっそく娘を連れて体験してきた。

 


 

大騒ぎするほどの品揃えではないが、それでも充分にロイホ的なウマい朝ご飯がたらふく味わえた。お値段は1650円。ヘタな高級ホテルの品数ばかりのビュッフェにもっと高いコストを払うならロイホのほうが嬉しい。

 

いわゆる朝ビュッフェにあるものは一通り揃っている。スクランブルエッグはキチンと美味しく、ソーセージも朝ビュッフェにしては上等な味わい、焼き魚や温かい煮込み料理もあるし、白米は釜炊きのちゃんとしたレベル。

 

パンケーキもあればカレーもある。ロイホ伝統の美味しいジャワカレーである。フライドオニオンまで自由に振りかけられる。これが食べ放題だから隠れロイホファン?である私にとっては大満足だった。

 



近いうちに八丁堀ともオサラバだからと勇んで出かけたのだが、こんな楽しい朝飯が味わえるなら転居先からでも通ってしまいそうだ。穴場の探検気分が味わえるので近くに「朝ビュッフェロイホ」がある人には強くオススメ。

 

話を戻す。引っ越しまで1ヶ月を切った。この前の週末には転居先の周辺をぐるぐる散歩してみた。徒歩5分以内に喫煙OKの居酒屋を複数発見したし、良さそうな雰囲気の蕎麦屋、とんかつ屋、寿司屋なども目についた。

 

断捨離だけでなく馴染みのない土地のウマい店探しを一から始められることも引っ越しの効能である。楽しみながら荷物整理を始めようと思う。




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