2021年6月11日金曜日

ラッキーピエロの旅





先週末、函館に行ってきた。朝出発して翌日昼過ぎに戻ってくるお手軽旅だ。函館だけで展開されている「ラッキーピエロ」で食べ散らかすことが目的だ。

 

ラッキーピエロ、略してラッピだ。函館通を自認する私がラッピに辿り着くまでの経緯は昨年秋に書いた。

 

https://fugoh-kisya.blogspot.com/2020/10/blog-post_5.html

 

今回も相棒は娘である。まもなく成人する娘が今も気軽に父親に付き合ってくれることはハッピーピエロ?である。

 



峠下総本店という店舗がワンダフルだという情報を入手したので今回はそこに行くことを主題に出かけてきた。

 

こんな時期だから飛行機はガラガラ。貯まりまくっているマイルを使った無料航空券での往復だから、苦境にあるANAには申し訳ない気持ちだ。

 




函館空港でレンタカーを借りて峠下総本店を目指す、大沼公園に近い立地だが、高速を使ったら40分程度で到着。

 

ハンバーガーショップというよりデカいファミレスである。冬は庭園部分がイルミネーションでピカピカになるらしい。

 




 

ハンバーガー以外にメニューが豊富なのが嬉しい。まずはカツ丼、焼きそば、トンカツバーガーである。

 

ラッピの料理はファストフードとはいえ、丁寧に真面目に作られている印象がある。焼きそばも何の変哲も無いオーソドックスさが良い。正しく美味しい。

 




トッピングはチャイニーズチキンだ。この店のスペシャリテ!?として知られるチャイチキことチャイニーズチキンバーガーに使われている独自の味付けの唐揚げだ。

 

ソフトクリームやシェイクも美味しいからそれを目的に行くだけでも楽しいと思う。

 

その後、大沼公園を散策したり、とりあえず赤レンガ倉庫街あたりを歩いて時間をつぶす。

 




 

とにかく人がいない。観光産業にとっては瀕死の状態と言えるほど淋しい雰囲気にちょっと驚く。

 

東京にいると緊急事態宣言下とは思えない人出だが、東京の“慣れっこ感”みたいな感覚は全国的に見れば異常な状態にあることを痛感した。

 

泊まったのはラビスタ函館。屋上にある天然温泉がウリのホテルだ。温泉も人が少ないから快適に過ごした。

 




 

夜はホテル近くの居酒屋で海鮮三昧。お客さんが少ないから欠品も多いのは仕方ない。それでもウニの一夜漬け、スジコ、タラコ、コーンバター、ホッキバターといった北海道的な食べ物をむさぼる。

 






他にもメジマグロ刺身、キンキの湯煮などを食べて、シメはウニ丼、イクラ丼。他にも極上岩海苔でつくったおにぎりがとてもウマかった。

 




以前は函館に来れば朝から夜まで海鮮ざんまいの時間を過ごしたが、ラッピ中毒になったから海鮮を食べながらも明日のラッピでは何を食べるかを親娘で議論する。

 

翌日、まずは朝市周辺を散策。どんぶり横丁も人がいない。実に淋しい景色だ。函館には20回以上来ているが、こんな光景はもちろん初めてだ。

 




 

適当にウチで食べる土産などを買い、海鮮料理に背を向けてブランチのためラッキーピエロに向かう。空港に近い戸倉店だ。

 

オムライスとラッキーエッグバーガーと豚丼を注文する。豚丼がメニューにあるのは知らなかったので焼きカレーを食べるつもりを急きょ変更した。

 

オムライスも豚丼も丁寧かつ真面目に作られた味がする。さすがラッピである。娘が頼んだブルーベリーシェイクも妙に美味しかった。

 






今回の旅ではラッピのオリジナルTシャツやキャップ、マグカップ、など土産もたくさん買ってしまった。


私はいったい何がしたいんだろう・・・。

 

まるで回し者のようだが、やはりラッキーピエロは素敵な店だ。例外的に千歳空港に支店があるらしいが、基本的に函館市内だけで展開されている経営戦略がニクい。

 

おまけに函館の主だったところならどこにいてもラッキーピエロの店舗が目に入る。「函館イコール海鮮ドカ食い」を長年にわたって続けてきた私の行動パターンは一気に変化してしまった。

 

これまで函館ではお寿司屋さんだけでも30軒ぐらいは食べ歩いてきたが、今後は市内17カ所のラッピ全制覇が目的になるような予感がする。

 

 


 

 

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