2021年11月15日月曜日

旅に出たいなあ


コロナのせいで旅に出られなくなって随分経つ。12泊の国内小旅行にはコロナ以降でも十数回は出かけたが、一週間以上のしっかりした旅には2年以上出かけていない。

 

若い頃は水中撮影のためにリゾート地ばかり選んだが中年になってからはヨーロッパをあてもなく散歩するのが好きになった。

 




 この画像はパリのオペラ座で華麗に舞う私とスペイン・グラダナで散策に励む私だ。顔は消しちゃったが実に楽しそうな表情をしている。

 

旅先での表情は普段とは別人のようにイキイキしている。まさに転地療法の効果バッチリという感じである。別に病気ではないのだがそんな言葉がピッタリだと思う。

 




毎年のようにヨーロッパに足を運んでいたが、この2年は計画すら立てられない。今の私は「ヨーロッパ行きたい病」にかかっている。

 

最後に出かけたのはクロアチアとポーランドだ。マイレージをアホほど貯めているので無料航空券でちょくちょく渡欧できるはずだったから斬新?な場所を選んだ。

 

スペインやイタリアのほうが断然好きなのにわざわざワルシャワの街を散策したのが最後だ。

 

ワルシャワの人には申し訳ないが、何年もご無沙汰する前の最後の滞在地だと分かっていたら間違いなくワルシャワは選ばなかった。

 

ヨーロッパの楽しみは何てことのない路地をブラブラ散策することに尽きる。あの風情の中に身を置くことが妙に楽しい。

 





 

上の2枚はスペインのトレド。時間が止まったような路地で迷子になるのが楽しかった。下の2枚はバルセロナでの夕方の景色。ヨーロッパの夜の色合いはどこか独特な風情がある。

 

夜に限らずヨーロッパ特有のあの雰囲気は街全体から感じる色味によって醸し出されていると思う。

 

パステルカラーを多用するような景色もあるが、やはり印象に残るのは落ち着いたトーンの渋みのある色味だ。

 




 イタリアのボローニャの煉瓦色の街とイギリス・ロンドンの街並みだ。暗いといえば暗いがこの落ち着いた色味が「哀愁」という言葉を思い起こさせる。

 

あてもなくそんな街をぶらぶら歩く私の頭の中にはいつもサンタナの「哀愁のヨーロッパ」のリフが鳴り響いている。いつもの隅田川沿いの散歩の際には決して流れてこないメロディーだ。

 

https://www.youtube.com/watch?v=TiXCgTTGk5Q

 

世界的に見ればまだまだコロナ禍は収まっていない。今だけをみたら日本が世界一安全といえるような状況だから、気軽にヨーロッパに行けるのはいつになるのだろう。

 

行けないとなるとやたらと行きたくなるから困ったものである。ヨーロッパ用と言ってもいい私のマイレージは今も貯まり続けている。

 

時々国内線で使ってちょこっと減るのだが、普段の光熱費や買い物でもマイルが貯まるからすぐにリカバリーする。

 

ついでに言うと、マイレージによる無料航空券が旅の基本になってしまったせいで「新幹線に乗れない病」にもかかっている。

 

旅の移動は無料という習慣のおかげで新幹線代がバカ高く感じてついつい敬遠している。

 

昨年京都に行った際もわざわざ飛行機で伊丹まで飛んだ。東京駅までタクシーで5分程度の距離に住んでいるのに実にバカみたいである。

 

日々ムダなことに散財しているくせに新幹線代をケチるのもヘンテコだが、北海道や九州にタダで出かけるクセがついたから新幹線が必須の名古屋方面に行きたくてもなかなか行けない。


ヨーロッパの話を優雅なフリして書いてきたつもりが何だかポンコツなオチになってしまった。

 



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