2025年6月2日月曜日

カロリーゼロ理論

 

「コロッケはサラダだ」。「ドーナツは穴が開いているからカロリーゼロ」。お笑いのサンドイッチマンが語るそうした話が大好きだ。

 

とかく世の中はラーメンは太る、揚げ物は太る等々、‴太っちゃうシンドローム‴に覆われている。何かを口にすれば体重が増えるのは当たり前だからあまり気にしてもキリがない。

 

プチ節制生活で体重が10キロほど落ちたのだが、結局は食べる量がすべてだと思う。一応、炭水化物や揚げ物は控えめにしているが、神経質になってもストレスが溜まるだけだ。

 

甘いものもちょこちょこ食べている、ただ、前ほどドカドカ食べなくなった。あとは今のようなドカ食い禁止状態を習慣にできれば体調も維持できるはずだ。過去に10キロ以上の減量に何度も成功してはリバウンドを繰り返した私の経験からするとそこが一番難しい。ドカ食いほど生きていて幸せを実感する場面はない。

 

この春は毎週末のように大学野球を観戦したのだが、野球場には肉系のどんぶりやカレー、ポテトや唐揚げなどデブ御用達の食べ物が溢れている。その誘惑に負けないようにするのが一苦労だった。





東都リーグが使う平日の神宮球場は売店が閉まっており、東都2部の使用する大田スタジアムなどはハナからそういう売店がないから誘惑は弱めなのが有難かった。

 

売店が開いている東京六大学の試合の際には誘惑に負けないようにわざわざ自宅からナッツ類を持参してビールのつまみにした。とはいえ、午前中から2試合も見ているとどうしたってちゃんと空腹になる。

 



で、サンドイッチマン理論?のように「肉だけ食べていれば太らない」と自己暗示をかけてフランクフルトばかり食べていた。はたしてあれが正しい肉なのか実にビミョーなところだが、体重にもきっとプラセボ効果があると信じてレモンサワーのお供に楽しんだ。

 

そんな努力をするくせに別途持参したウエハースやポッキーなんかも食べていたので減量効果はゼロだったはずだ。そんなもんだろう。

 



話は変わる。サンドイッチマン理論でいえば蕎麦はカロリーゼロの象徴的な食べ物かもしれない。蕎麦はそもそも花の実だろう。蕎麦畑の画像を見る限りあれは草だ。そこになる実を元にしている以上おそらく花や葉っぱを食べるのと相違はないはずだ。だからカロリーゼロだと信じてみる。

 

先日、築地にある「さらしなの里」に出かけた。ここの蕎麦は単純明快に美味しい。ご立派な店構えの老舗有名店が都心にはいくつもあるが、行列が出来る店でもたいしてウマくもない店も多い。その点、こちらは風情の点ではイマイチだが、並んでもいないし何より蕎麦がかなり美味しい。

 




ツマミのメニューも豊富だ。これは沖シジミの酒蒸し。抜群だった。シジミとは思えないサイズで食べ応えがあり、おまけに残った汁にちょこっとだけ蕎麦を入れて出してくれた。滋味そのものだった。

 



鴨焼や天ぷらも安定して美味しい。蕎麦がきなども頼んで蕎麦焼酎の蕎麦湯割りでウヘウヘしながら過ごす時間が楽しい。個人的には都内屈指の優良店だと思う。

 

この日は同行者に蕎麦の3種盛りを頼んでもらい、私は十割蕎麦を注文してちょっとづつ味見をした。計4種類の味を楽しめた。季節の変わり蕎麦は茶そば。茶そばを初めてウマいと感じたのもこの店だった。

 



茶そばは文字通りお茶を練りこんであるからカロリーはゼロだ。真っ白い更科蕎麦は蕎麦の実の中心部分だけを使っているからカロリーゼロだ。十割蕎麦もただ花の実を食べているからもちろんカロリーゼロ。もり蕎麦は二八、すなわち二割は蕎麦以外のなぎが使われているが、もしそれが自然薯だったりすれば野菜だから?カロリーはゼロだろう。

 

思い込みは大事だ。まさに信じる者は救われる世界である。というわけでこの日の夕飯もローカロリーで済ますことが出来た!?。ウッシッシ!!

 

 

 

 

 

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