2020年11月27日金曜日

心の健康を守るために


 

先日、思い立って伊香保温泉に行ってきた。1泊の一人旅だ。今年は海外に行けなかった分、ちょろちょろ国内には出かけている。気付けば泊まりがけで出かけるのは10回目だ。

 

一人でドライブを楽しみ温泉宿でも個室で食事をしているようなパターンだから、感染対策上は問題なし。都会でワイワイ飲み歩くよりもよっぽど安心だと思う。

 

GoToトラベルの影響で、気分がアガる高級旅館はどこも満杯だった。まあ、急きょ決めた一人気ままなドライブ旅行だから宿にこだわる必要もない。

 

伊香保名物のにごり湯の源泉をひいている宿に絞って手配できる宿を探す。見つかったのが「古久家」という老舗旅館だ。

 



 

小ぶりながら源泉をひいた露天風呂もあったし、喫煙可能な客室を予約したので、タバコも吸い放題である。昭和を感じさせる旅館灰皿が妙に嬉しい。

 

いまどきは全国どこでもちょっと高級路線の宿になると客室は完全禁煙が当然で、全館禁煙という私にとっては罰ゲームみたいなところばかりである。

 

今回の宿は中級旅館だから、キチンと喫煙可能な部屋があったのが嬉しい。連れもいないから気兼ねなく好き放題に過ごせた。

 

部屋ごとに個室状態になった食事処での夕飯も思った以上に良かった。栗の釜飯などは季節感もあってホッコリした。

 




 

運良く私が大浴場に行く時に限って他のお客さんとあまり会わなかったから、ややぬるめの源泉に長々と浸かっていられた。やはり薄ら寒くなった季節の温泉は快適だ。

 

夕方に長風呂、寝る前に長風呂、朝に長風呂としっかり暖まって宿を後にする。あてもないドライブついでに伊香保そばの水沢観音などを散策。

 

紅葉の季節はのどかな景色の中をぶらぶら歩きたくなる。今回もちょくちょくクルマを駐めて、ススキを愛でたり、色づいた木々に見とれたり、気ままな時間が過ごせた。

 





 

時には一人で普段とは違う場所に身を置くことは大事だと思う。自律神経が整うというか、日々雑多なことでグニャグニャしている頭の中がいったんスッキリするような気がする。

 

まあ、そんなもっともことを言ってはみたが、私は単純に旅が好きなんだろう。一人暮らしだから家に帰れば常に自分の時間を自由に使えるのに、わざわざ慣れない場所で寝るわけだから物好きではある。

 

目的地も決めずに放浪するほどワイルドではないが、どこに行こうか、どんな宿に泊まろうか、近辺ではどんな景色が見られるか等々、ちょこちょこ調べているだけで愉快な気分になる。

 

今年は得体の知れないウィルスのせいで無意識のうちにも誰もがストレスを貯めまくった年だった。

 

感染状況を見るとこの先もまた窮屈な世の中になることは確実だ。生きている上で非常に大事な「気分」という点ではマイナス材料しかない。これは大きな問題だ。

 

ドンヨリしちゃうと心も不健康になっていく。ちょっとした空き時間に思い立って小旅行でもするのは心を健康に保つためにとても効果があると思う。

 

菅さんや小池さんや尾身さんがいろいろ言っているが、それはそれで自分なりに吟味して、正しく気をつけながらそんな時間を積極的に作ってみたいと思う。

 

 

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