2022年8月3日水曜日

玉蜀黍…。なぜ漢字?


夏だ。トウモロコシが美味しい。気取った料理屋だとメニューに漢字で書いてある。「玉蜀黍」。普通は読めない。ナゼわざわざイヤミったらしく漢字にするのだろう。



 

まあ、そんなイチャモンを書いているあたりが私のオッサンたる所以である。暑いから世間のいろんなことに文句をつけたくなる。

 

銀座のクラブでコースターの裏にすらすらと「薔薇」や「檸檬」と書いて女性の気をひく作家さんの話を聞いたことがある。玉蜀黍を漢字で表記するのもそんな心理?かもしれない。

 

さて、最近はトウモロコシを使った炊き込み飯にハマっている。妙に美味しい。トウモロコシは炭水化物だからなかなかカロリッシュ?である。焼きそばパンみたいな話である。

 

なんだかヘンテコな書きぶりになってきた。軌道修正。でもカロリッシュってなかなか画期的な言葉だ。これからドシドシ使おうと思う。

 

娘との共同生活をきっかけに以前よりは自炊っぽいことに励むようになった。親として娘にコンビニ弁当やサッポロ一番ばかり食わせるのはダメだという真面目な動機で始めたのだが、この頃は単に自分の楽しみになってきた。

 

ネットに溢れる簡単調理を紹介する動画をやたらと見るようになり、その中でも超簡単路線のものをマネするようになった。ちなみに健康面は無視している。

 

「悪魔のバターコーン炊き込みご飯」というシロモノを真似してみたのがトウモロコシご飯にハマったきっかけだ。

 

炊飯器だけで完結するのが良い。基本は塩コショウにバターとコーンと鶏ガラだしである。コーンとともにいろんな具材を合わせる。組み合わせを考えているだけでヨダレが出る。

 



 

わが家からさほど遠くない月島エリアにウマいチャーシューで有名な店がある。「肉のたかさご」という精肉店だが、ここで買えるチャーシューが私好みなので、これを細かくしてコーンの相棒にしてバターをまとわせて炊いてみた。

 

マズいわけがない。コーンも偉大だが、やはりバターは神である。味付けは好みに応じて蕎麦つゆを入れるのもアリだし、隠し味にウスターソースを使うのも悪くない。

 

個人的に豚肉が大好きだからチャーシューがイチ押しだが、焼肉のタレにつけ込んだ牛肉を細かく投入してもステーキチャーハンみたいで美味しいかもしれない。

 



 

続いてはシャウエッセンを投入したバージョンと極上コンビーフを入れたバージョンである。どちらも間違いのない味だが、米2合に対して少しだけ具材が少なかったように思う。

 

シャウエッセンは一袋、コンビーフは一缶を使用したが倍の量にしたほうが贅沢感が増すような気がした。せっかくの自宅メシだから具材をケチってはいけない。

 

コンビーフはちまたで大人気の高級品を使ってみた。「十勝ハーブ牛と塩だけで作ったコンビーフ」である。


たかがコンビーフと侮れないウマさだ。買えば一缶でゆうに千円以上もするのだが、ふるさと納税で仕入れているので実質タダみたいなものだ。

 


 

これに限らずふるさと納税で手に入れた食材は惜しげもなく使ってしまう。実質タダだと思えば調理に失敗しても許せる。ちなみに我が家の米もすべてふるさと納税で入手している。

 

コーンばかりでは面白くないので、禁断の「たらこバター」にもトライしてみた。たらこだけでも良いのだが、シメジを手でちぎって投入してみた。とにかく包丁やまな板を使わないことが私のポリシーである。



 

その昔、北海道の安宿で昆布ダシとたらことバターだけの一人用釜飯が出てきたことがある。見た目は随分と安っぽく感じたのだが食べてびっくり、非常に美味しかった。そんな記憶をヒントに作ってみた。

 

たらことバターの相性はさすがの一言である。味があざとい?明太子より私は塩たらこ派なのでこの炊き込みご飯でとてもハッピーになれた。

 

器に盛ってから大葉と刻み海苔をトッピングして完成。いっぱしである。失敗しないように控えめに味付けしていたから醤油をちょろっと足して味を引き締めた。なかなかウマかった。

 



あれこれと自炊メニューを書き並べてみたが、どれも不健康な内容だ。私にとって自炊は健康のためというよりも一種のレジャーになりつつある。

 

わざわざ台所に立つ以上、野菜を煮たり魚を焼いたりするより、ガツンと口の中で衝撃を感じるようなカロリッシュな一品を作りたくなる。


きっとまだ若いのだろう。いや、単に味覚がお子様レベルなのかもしれない。




 




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