2008年9月2日火曜日

カニまみれ


北海道旅行の続きです。定山渓をあとにして向かったのはニセコ。私自身はじめて訪れる場所だ。

旅館メシが続くのもどうかと思い、ニセコでは「ノーザンリゾート・アンヌプリ」というホテルに宿泊。日航ホテルが撤退した後を引き受けたホテルだ。一応、寝室とリビングがわかれたスイートタイプの部屋にした。家族旅行だと広めの部屋を予約しないといけないのが厄介だ。

全面ガラス張りのバスルームがベッドルームに隣接している。家族旅行にはあまり意味のないエロっ気だ。

天候に恵まれず、おまけに寒すぎる。気温が14度まで下がっているらしい。ホテル近くの日帰り温泉で露天風呂に浸かっていたが、いつまでも入っていられるほど外気が冷たい。

とくに面白いこともなかったので、連泊予定を1泊で切り上げ、登別温泉に向かう。

急きょ手配したのは、登別一番の老舗で巨大浴場の存在で知られる「第一滝本館」。評判の大浴場はまあまあの水準。室内風呂のバリエーションは豊富だが、露天風呂が今ひとつ。

食事は北海道の大型ホテルにありがちなバイキング。何を食べても不思議なぐらいにマズい。ここまではっきり書いたらいけないのだろうが、他に表現が見あたらない。

温泉の泉質が素晴らしいので、充分にお客さんは来るのだろう。大浴場でバスタオル使い放題だし、温泉自体は確かに快適だった。

翌日からは予定していたこちらも大型旅館の「まほろば」へ。大衆路線のわいわいガヤガヤ系だが、私のお気に入り。展望源泉風呂付きの和洋室だと広々快適でおすすめ。

この宿はなんといっても大浴場が圧巻。これでもかというぐらいに浴槽がいっぱいあり、露天風呂もかなり巨大。そこに登別の各種の源泉が豊富にあふれており、極楽モードに浸れる。

アジア系、ロシア系団体客に遭遇してしまうこともあるが、なにより異常に広い大浴場なので気にせず過ごせる。

連泊だったので、夕食はバイキングと個室での懐石コースにした。バイキングも前日よりはまともで、何気に楽しくドカ食い。食べ放題のカニもあったが、さすがに食べ放題用のカニは感動とはほど遠い味。それでも雰囲気のせいで結構食べられる。嬉しい。

翌日の食事処での夕食だが、あらかじめ献立を尋ねると、毛ガニは一人に半杯だという。旅行終盤だったので、別注でもう一杯活毛ガニの姿ゆでを頼む。

さて、その夕食の際、ちょっとした事件発生。冒頭の写真が事件の様子だが、私の説明不足で、なぜか別注の毛ガニが2杯も出てきた。一人につき半杯の毛ガニも子どもの分まであるし、テーブルの上はカニだらけになった。おまけにそれぞれ小型ではなく、大型に近い中型サイズ。そのほかにも当然、刺身とか肉とかアワビとかが出てくる。ちょっと困った。

余計に運ばれてきちゃったことを伝えようかと思ったが、そこは毛ガニ好きな私だ。全部やっつけることにする。

延々毛ガニむしりタイムが続く。生きていた毛ガニのミソは冷凍物と違って色も黄金色に輝き、味わいも格段に甘くクリーミーだ。病気になるぐらい食べた。子どもにも気前よく少しあげた。

もちろん、甲羅に包丁は入っているが、ホジホジする手間も結構かかる。他の料理に見向きもせずにカニと戯れる。北陸あたりのズワイは別格だが、タラバなんかと比べたら、やはり毛ガニは飽きずに結構な量を食べられる。

冷酒を片手にミソを舐め舐め、カニに夢中になっていたら、家族旅行だということを一時的に忘れていた。家族の食事はとっくに終わり、私だけが取り残されている。カニはまだまだ大量にある。ちょっと困った。だから家族旅行は疲れる。やはり私はわがままなのだろう。

結局、仲居さんに小どんぶりをもらい、スーパーカニ丼を作ることにした。小型サイズだったら、ほぼ一杯分に相当するカニ身を結構な量のミソとともに混ぜ合わせ、暖かいご飯の上にどーんと載せてみた。載せるというか積むという感覚だった。

ご飯より具材の方がはるかに多いスーパーカニ丼ができあがった。醤油を少し垂らしてかっ込む。

あれだけカニばかり食べていたのに、ご飯と少量の醤油のせいで、また別な1品になっていた。味をとやかく説明するより、幸せな気分が全開になった。カニまみれだ。毛ガニに呪われそうな気がする。

今回の北海道旅行、気のきいた旅行記でも書こうと思ったが、結局、ウニとカニの話に終始してしまった。

2 件のコメント:

rinrin さんのコメント...

富豪記者様改めまして銀座のギア様

これほどのウニ、カニまみれのオンパレード
またもや世に肝キングの名声を博しますね!
記者様主催の道中カニ・ウニ・肝まみれツアーを大手旅行代理店各社に企画提出してよろしいでしょうか??

富豪記者 さんのコメント...

秋から冬は珍味が次々に登場する季節ですので、尿酸値を睨みながらいろいろ試していきたいと思います。ありきたりのパック旅行も、「ウニカニまみれツアー」といったタイトルをつければ結構興味を持つ人が多いかも知れませんね!