2008年4月16日水曜日

セックスと背骨の話

ヘルニアン生活を送っていると、いろんな情報を耳にする。意外にヘルニアで困っている人は多いし、実際に手術した人も多い。

人それぞれに腰痛に関する様々な持論があるようで、聞いていて参考になるし、面白い。ヘルニアに限らず腰痛持ちの多いことに改めて驚いたが、整体の専門家に言わせれば、人間が二足歩行をはじめたこと自体が腰痛の根本的原因だという。そんなこと言われてもどうにもならない。

最近聞いた変な話をひとつ紹介したい。セックスと腰痛の関係について。

単純に考えると、腰をフリフリするからセックスが腰痛と関係するかと思いきや、どうもそうでもないらしい。

だから、「オレはいつも下になっているから大丈夫」とか「いまだに自分ひとりでしているから大丈夫」などと安心してはいけない。

セックスの際、男性の終了時には「圧が抜ける」のだそうだ。なんとなく分かりやすい表現だ。炭酸飲料のフタを開けた瞬間の感覚かも知れない。プシュという感じ。ひょっとすると「ヌク」というスケベな言い回しもここからきているのかも知れない。

圧が抜けることで背骨の下、腰の中心あたりに負担がかかるというのが、この説を話していた整体師の解説。言われてみれば、ついうなずきそうになる。実際彼の所に来る「お盛ん系」の患者さんは、共通して腰の真ん中の痛みを訴えるという。

中学生や高校生なんか、サルのなんとかみたいに常日頃、プシュッっとさせているのだから、若者はみんな腰痛になっちゃうじゃないかと反論してみたが、若者の肉体的パワーと中高年のそれとは大違いといわれて、仕方なく納得。

そもそも人間の背骨はもろいものだそうで、本来なら10~20キロ程度の力というか重さを加えただけで壊れてしまうらしい。周辺の筋肉を始めとするいろいろな要素が「圧」となって、生きている身体の中では背骨は頑丈に成り立っているのだそうだ。

要は大きな役割を果たしている「圧」がプシュッと抜け過ぎることが問題なんだという。

話はそれるが、呑みすぎた晩や二日酔いの朝にゲップ目的でゼロカロリーコーラをよく飲む。一度で飲みきれずに、何度かに分けて飲むが、何度も開け閉めしていると、キャップを開けた際のプシュッという音は弱くなる。徐々に炭酸が抜けるのに比例して中身の味も劣化する。

「圧が抜けすぎると中身が劣化する」。中高年のセックスはコーラのペットボトルのようなイメージなのかもしれない。よく分からない方向に話をそれてしまった。

ところで、この説を唱える整体師いわく、セックスの回数が年齢相応であれば問題ないとのこと。ただ、その適正回数自体に個人差があるので、「腰に優しい回数」を決めることは難しいそうだ。

少なくとも、中高年が恒常的に週に2,3回以上していては、まず腰痛になることは間違いないと彼は自信満々に断言していた。そりゃそうだ。そんな中高年は私の周囲にはいない。

腰痛の原因はヘルニアだと言い張る私にも、彼は疑いの目を向ける。そんな色っぽい理由で腰痛になっているのなら、私だって、悪い気はしないが、事実は本人にしか分からない。

残念ながら、私の場合、「圧」はたっぷり残っている。と思う。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

とても面白い日記ありがとうございます(*^^*)腰痛〜で検索していたらヒットしました!
私の彼が最近腰痛に悩まされていますが、どうやら私とのせいだったんですね!私は20代ですが、彼が47歳で週に4〜5回はしています。一日に二回する日もあったり(;´Д`A普通はそんなにしないなんて知らなかったので驚きです(-。-;彼にも教えてあげますね!笑

富豪記者 さんのコメント...

47歳で週に4,5回とはエラい!

もう少しいたわってあげないと死んじゃいますよ!