2008年10月1日水曜日

親の気持ち


いきなり怪しいAVのような画像で恐縮です。

先週末は土曜、日曜ともに結婚式に呼ばれた。中年になると冠婚葬祭の葬ばかり増えるので、おめでたい席に呼ばれるのは有り難い。

でも2日連続だと、自分もまた結婚したくなるから困る。

久しぶりに若い人の宴席を眺めていて、自分の変化に今更ながら気付いた。どうも自分の意識や目線が親の立場になっている。

ひと昔前なら、新郎の衣装が似合ってないなあとか、新婦のスタイルが抜群だなあとか、新婦友人席に美人はいないなあとか、自分の時はこうだったのああだったのと、あくまで主役側の目線で眺めていた。

でも今回はどうも感じが違う。新郎新婦の生い立ち紹介とかを聞いていても、そんな短い時間でまとめられたら、親はタマンないだろうなと考える。

スライド上映(スライドと表現すること自体、大昔の人みたいだ)にしても、幼少期の画像をもっと入れて欲しいなとか、つい自分の思考が、娘を送り出す親側の前提になっていた。

クライマックスで新婦が親に手紙を読む。昔なら興味もなく聞き逃していたが、ついつい真剣に聞き入る。自分もいっぱしの人の親なんだと感じる。

隣に座っていたわが社の某役員。娘を持つ父親としてもらい泣きしている。でも奴の娘さんは1歳にもなっていない。大げさすぎ。ちょっと間抜けだ。

親側目線ついでに昔から思っていた疑問が頭をよぎる。披露宴の席次で親はどうして、一番端っこに置かれてしまうのだろう?

私の一度目の時も確かにそうしたが、もっとよく見える席にしてあげられないものだろうか。お客さんを招く側が特等席に座るわけには行かないのだろうが、隅っこでは少し気の毒。

今回、新郎の父親がギターを抱えてはなむけの歌を歌う場面に遭遇した。若い友人代表の熱唱より、さすがに情を感じる。いいものです。

やっぱり親がもっと前面に出ちゃっていい気がする、などと自分に言い聞かせる。

私もその日が来たら熱唱してやろうと決意した。隣に座っていたわが社の某役員と何を歌えばいいか相談してみた。結論はスンナリ出た。

松村和子の民謡風の大ヒット曲「帰ってこいよ」に決まりだ。

今日から三味線の練習をしようと思う。

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