2010年9月27日月曜日

現実的な夢

まもなく誕生日が来たら「アラフォー」が終わってしまう。四捨五入という情け容赦の無い数え方によれば私は相当オジサンになってしまう。

そうはいっても、ドカ食いはするし、悲しい映画を見ると号泣するし、エロ大作戦はまだまだ展開中だし、新しいワザも日々研究中だ。大人げないのかバカなのか悩ましいところだ。

壮年と呼ばれるまでにはまだ時間がある。それまでにいろいろとやりたいことはある。「夢」と呼ぶには大げさだが、一応、現実的な夢はいくつもある。

仕事上のこと、家庭のこと、そういう厄介なことは抜きにしてアレコレ考えてみた。さすがに中央競馬の個人馬主になるとか、神楽坂あたりに100坪の平屋を建てて暮らすなんてことは非現実的なので、あくまで「その気になれば出来そうなこと」に限定しよう。

「オーロラを見ること」。昔から憧れているが機会がない。それだけの予算と時間があれば潜水旅行に行ってしまっていたので実現していない。

「ドイツの混浴温泉・サウナに行く」。

http://www.youtube.com/watch?v=cxXEduzHJPI

これもその気になれば行けるのに勇気が無くて未体験だ。凄いことになっているらしい。サウナ好きでおまけにAVを見るなら“グループ系”と決めている私だ。行かねばならない神秘の世界だろう。グラマラス美女の同行者を見つけたらすぐにでも行かねばなるまい。

「アフリカ」。まあ定番だろうが、これまた根性入れて行かないと中々実現しそうにない。以前、伊集院静の「アフリカの王」という長編小説を読んだことも影響している。夜更けに宝石のように輝く星空が人生観を変えてくれるらしい。

こう書いてみると旅にまつわるものばかりだ。他にないのだろうか。

そうだ。陶芸家になりたかったんだ。「陶芸家になる本」とかいうベタな本まで熟読したことがある。細川さんだって総理大臣を辞めてからあれだけの人気陶芸家になったのだから、絶対無理というはずはない。

昭和を代表する備前焼の人間国宝・藤原啓にしても陶芸を始めたのは40歳を過ぎてからだ。といいながら鑑賞・収集そして飲酒専門で器を愛でているだけの私では難しいかもしれない。

さてもっと現実的な夢はないだろうか。

そういえば髪の毛をアフロヘアにしてみたい。ついでに緑とか紫に染めてみたい。アフロといっても昔の久保田利伸みたいな感じではなく、あくまで「松鶴家千とせ」みたいな髪にしてみたい。

「わかるかな~、わかんねえだろうな~」という意味不明のギャグで一世を風靡した変なオジサンだ。

元来、髪質が細い私だ。若い頃はエンジェルヘアーなどと気取っていたが、年とともに草原が滅びるように減少し、現在では育毛、増毛効果のある薬物なんかを愛用している。

一応、いわゆるハゲオヤジではないものの、画期的な髪型を作り上げるほどの毛量はない。昔から同じような個性のない髪型だ。一度、アフロのような突拍子もない髪型にトライしたい。

まあ、そのうち、キチンと禿げ上がったら、いろんなスタイルのズラを数限りなく制作して日替わりでかぶってみるつもりだ。結構これは本気だ。

もうちょっと真面目な現実的な夢は「ダイブクルーズに乗ること」。25年近く潜水趣味を続けているのにダイブクルーズは未経験だ。

文字通り、船に寝泊まりして1日5回も6回もダイビング三昧するスタイルだ。ダイビングポイントへの移動がない、機材はタンク交換だけでセットしっぱなし。「食う寝る潜る」これだけ。

休みの短い日本人向けにもパラオやタイあたりでは短期間のクルーズはある。ただ、調べてみると、ちょっと船にゴージャスさが足りない。タイ・スミラン海域のクルーズなんか昨年、転覆して沈んじゃった事故もあった。

最近はだいぶ改善されてきたらしいが自分用の個室にトイレやシャワーがないとか、狭い刑務所のような二段ベッドの部屋が主流だとか、「富豪」?としてはそそられない。

無鉄砲な若い頃には悲惨な宿に泊まって潜り歩いていた。ゴキブリだらけの部屋で、ネズミが尻の下を走り回る壮絶な汲み取りトイレに悪戦苦闘したこともある。それでも当時は楽しかった。すっかり贅沢になってしまったことはある意味不便だ。

それ以外にも、せっかくの旅先だから夜は夜で盛り場で呑んだくれたい気持ちがクルーズを敬遠していた理由でもある。

さてさて、そうなると選択肢は盛り場が無いような秘境の地へのダイブクルーズだ。考えられるのは、ガラパゴスとか、インドネシア・コモド海域とか紅海・スーダンエリアへのクルーズだ。短くても船中泊が1週間程度の豪華大型クルーザーに乗りこみたい。

私の英会話能力は犬が飼い主に話す程度のレベルだが、ダイビングの話ぐらいなら何とかなるだろう。付き合ってくれそうな人はいないだろうから、きっと一人旅だ。

今更ながら英会話教室にでも通っておこうか、それとも金髪の愛人でも作ったほうがいいのだろうか。

どうしてそういう結論になるのだろう?

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