いま一番幸せなことが「コーン揚げ餅ポタージュ味」をボリボリ食べることである。
新潟のせんべい屋さん「瑞花」の商品なのだが、9月始めから年内いっぱいぐらいまでの期間限定商品だ。
今シーズンの販売開始翌日にさっそく銀座の直営店に出かけて大量にオトナ買いをしてきた。待ちくたびれていたので大興奮である。
軽い食感で強すぎないポタージュ風味が絶品。世の中に溢れるポタージュ系のお菓子がもともと好きなのだが、この商品はわざとらしくない味付けが抜群である。
家で茶をすすりつつ、これをボリボリ楽しみながらテレビでバカげたコント番組を見ているのが至福の時間である。
お茶をすすりながら菓子をつまむようになったのは割と最近だ。これも加齢の症状なんだろうか。まあいいや。
最近、やたらと豆菓子が好きになった。中の豆より外側のコーティング部分の意味不明な食感や、甘いんだか辛いんだか分からない味わいに妙に惹かれる。
街を歩いていて、豆菓子を見かければ迷わずに買う。いろんな味のミックスが基本だが、単一銘柄?のラインナップも捨てがたい。
単一銘柄だと甘い豆菓子にそそられる。あずきミルク味や黒ゴマきなこ味、キャラメル味とか和三盆がコーティングされたヤツなんかもタマランちんである。
酒も好きなクセに甘いモノも好きだからちっとも痩せない。われながらよくこの程度のデブで済んでいると思う。
ファミリーマートの「口どけ贅沢プリン」は冷蔵庫にいくつも常備してあるし、この夏は「たねや」の水ようかんにもお世話になった。あんなにウマいものをどうして秋になると売らなくなるのか不思議で仕方がない。
先日、渋谷のカフェでスイーツデートをした。なんだか乙女チックである。娘に引っ張られて渋々出かけたのが真相である。
周りは若い女性ばかり。居心地が悪いったらありゃしない。目的はパンケーキである。そんなものちっとも食べたくなかったのだが浮世の義理である。
抹茶系と栗系である。味はフツーだった。というより、普通のパンケーキ以外食べたことがないから何とも言えない。
一個1300円ぐらいだったから娘にとっては大変だ。そりゃあ父親を連れて行くのも当然だろう。オトナにとっては5千円の鰻重を注文するぐらいの感覚だろうか。
パンケーキ二つに小洒落たドリンクとナンチャラ紅茶だけだったのに5千円以上払わされた。銀座のクラブみたいに意味不明な料金設定である。
高い値段の甘味と言えば、我が家に程近いジェラート屋さんの季節限定商品「完熟マンゴーソルベ」には驚いた。
真夏のある日、小石川植物園の近くにある「スペールフルッタ」という最高にウマいアイスクリーム屋さんで遭遇した。
確か1000円以上したと思う。値段に卒倒しかけたが、完熟マンゴーの風味が150%味わえるその超絶的な味のほうに卒倒した。夏の一時期限定なので来年も忘れずに食べたい。
この店、普通のアイス(ジェラート)は350円ぐらいの値付けである。安くはないがベラボーにウマい。頻繁にメニューが入れ替わるのだが何を選んでも全部あきれるほどウマい。
店名の通り、果物系はもちろん、カマンベール、パンナコッタ、黒ごま、マスカルポーネあたりも一口食べただけで途端に目が丸くなる。
いわゆるポイントカードが苦手な私なのだが、この店だけは別だ。コンビニなんかで「Tポイントカードはお持ちですか?」と聞かれても返事もせずに横を向く態度の悪いオヤジなのに、このジェラート屋さんでは、毎回ちまちまとスタンプを押してもらう。
スタンプが一杯になると一個タダになる。いつも妙にハシャいでしまう。
1000円オーバーのジェラートを食べる時は富豪気分なのだが、スタンプカードに一喜一憂している自分を思うと、やはり富豪への道は遠いと思う。
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