ジェラート・ピケ。ふわふわモコモコの素材感が若者に人気のカジュアルウェアである。略してジェラピケだ。若者ではない私もトリコになってしまった。
素材の気持ちよさがクセになる。セールだったので部屋着兼寝間着をいくつも買ってしまった。帰宅してスーツを脱いで着替えるのが毎日楽しみになったほどである。
先日、相撲の貴景勝がジェラピケの化粧まわしで土俵入りしたニュースを見た。ぽっちゃり男子もジェラピケのマーケティングターゲットだとしたら私にも愛用する資格は充分にあるわけだ。
もともとは娘に教わった。娘は以前からジェラピケのパジャマを溺愛している。男性用のラインナップもあることを最近になって聞き及び、昨年の夏に短パンやTシャツを買ったのが私のジェラピケデビューだった。
男性用はMとLの2サイズ展開だから部屋着や寝間着はダボダボじゃなきゃイヤな私には縁がないと思っていた。ところが、ジェラピケオムのLサイズはかなりデカい。ラインナップによっては一般的な2Lか3Lぐらいのゆとりがある。それを知った私がバンバン買うのも無理はない。
ヨソイキでもない部屋着を定価で買うのは負けた気がするからすべてセール品である。色も柄も気にせずゆったりサイズならドシドシ買ってしまった。
上下セットの囚人服みたいなヤツも迷わず買った。ジェラピケのふわトロ素材も商品によって結構細分化されているのだが、この囚人服?シリーズがもっともトロトロしていて気持ちが良い。
同居する娘に「ヘンテコだねえ」と言われようともまったく平気だ。ただただ自分が心地良いからそれだけで幸せだ。たとえ「アルカトラズ島の囚人」とまったく同じデザインだろうとこういう小さな幸せって日常生活において非常に重要である。
ふわモコの素材には随分前から魅せられている。マイクロファイバーだかフランネルだかパイルだか詳しい名称はよく分からないのだが、触り心地がトロける感じのアレである。
10年近く前だっただろうか、ドンキで見かけたソッチ素材の毛布を買ってから一気にハマった。それまではやたらと高価なカシミア素材の毛布を頑張って買ったりして悦に入ってたのだが、それより遥かに安いふわモコ素材のほうが断然気持ち良い。今では天然高級素材などに見向きもしなくなった。
シーツはもちろん、毛布や布団カバー、枕カバーに至るまで寒い時期はすべてふわモコを愛用している。人生の3分の1は寝ているわけだから寝具の快適性は大事なQOL問題でもある。
以前このブログで私の寝室のパリピ?ぶりを紹介したことがあったが、寝具の素材と照明の加減が眠りの質に大きな影響を及ぼしていると感じている。
https://fugoh-kisya.blogspot.com/2021/06/blog-post_21.html
ふわモコ系の寝具は心地よさのわりには高くないのも魅力だ。先日も実家の母親にそっち系の毛布を送ったし、世話になっている女子たちにプレゼントしたことも一度や二度ではない。
私に言わせればふわモコ系の寝具を使っていない人が意外に多いことが不思議で仕方がない。意外に、どころか圧倒的に体験していない人が多いと感じる。かさばることや乾きにくいことが一応デメリットだが、あの快適さに比べればそんな問題は屁でもない。
ふわモコ系の寝具とジェラピケの寝間着。この組み合わせを体験すれば、変な話だが寒い季節が好きになっちゃうような錯覚さえ覚える。ちょっと大袈裟か。
それにしても貴景勝の化粧まわしは妙に可愛い。きっと素材感もふわモコで気持ちの良い仕上がりなんだろう。どうせなら化粧まわしではなく、通常のまわしもジェラピケ製にしたら最高だ。
ふんどし状のすべてがふわモコだったら食い込んでもソフトでウットリするはずだ。引っ張られたらポロリになっちゃうからさすがに現実的ではないか…。
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