2012年7月11日水曜日

脳ミソは大丈夫か

20代の頃、そんなに長い期間ではなかったが、物凄く仕事が忙しかった時期があった。平日は深夜まで働き、週末も出社してシコシコと追いつかない作業に励んでいた。

謙遜でも何でもなく、能力の無さ、経験の無さが多分に影響していた。ただ、あの頃のおかげで、早い時期に要領とか効率性を覚えることが出来たと思う。

がむしゃらさと要領。どちらが尊いとは一概に言えないが、適度に両方をミックスできれば間違いないのだろう。

多忙だった頃、自分の頭の中には仕事のことしかなかった。プライベートの友人と会っても話題に乏しかった。仕事人間なんてちっとも格好いいと思わなかったから、自分のその現実がイヤでたまらなかった。

将来は引き出しの多い、多趣味で味わいのあるオッサンになりたいと心から願っていた。

そして20年ぐらい経ったいま、ちっとも仕事の話をしなくなってしまった。これまた極端である。いかがなものかと最近ちょっと苦悶中だ。

このブログを、何の気ナシに読み返していたら、仕事の話題なんてありゃしない。遊んでばかりだ。少し自己嫌悪だ。

まあ、ブログというエンタメ?の世界だから仕事の話題はあえて避けているのだが、もうちょっと堅いことも取り上げるべきではなかろうか。

いや、それはそれで違う場所で表現すればいいだろうとか、どうでもいいことを考えている。

憧れていた「引き出しの多い味わい深い男」になれたとは到底思えない。年々、偏屈さだけが積み重なり、自分の殻の中で凝り固まった観念だけがすべての基準になってしまっている。

新しい世界を覗く好奇心とか冒険心が足りない。これってスマートな男と意固地な男を分ける大事な境界線だと思う。


さて、ここまで書いてきて、一体何を書きたいのか分からなくなってきた。

最近、どうも脳ミソの調子がよろしくない。人と喋っていても、ああだのこうだの言った後に話の着地点がまるでピント外れになっていたりする。

いよいよ錯乱が始まったのだろうか。

肉体疲労とか精神的な疲れとか、そういう感覚ではない。何となく脳ミソが疲れている感じとでも言おうか。

きっと頭が良すぎるんだろうなあ!?。だからグルグルと脳が動き回り、変な疲れにつながるのだろう。いや、バカすぎて不必要なことを考えすぎているだけだろう。

寝ている時も変な夢、それも決まってアセアセしたりハラハラするような夢を見る。困ったものだ。脳ミソ更年期なんだろうか。

先日、子どもの関連で心理療法士と面談するハメになった。あの手のカウンセリングみたいなものは、自発的にそれを求めてこそ意味がある。一応あれこれ話してみたが、正直、無意味な時間だった。

お相手には悪いが、そこで話すことの意味をしつこく尋ねたり、その時間を割いたこと自体が腹立たしいという話ばかり繰り返して帰ってきてしまった。

友達でもない人にシタリ顔でいろいろ言われるのは誰だって苦手だろう。いくら私がドMだからといってもちっとも楽しくなかった。

寝ている間も含めて40何年も動かし続けてきたら、そりゃあ脳ミソだってくたびれる。

おまけに日頃から上手にウソをついたり、その上塗りのために辻褄を合わせる作業に24時間態勢でフル回転だ。

アインシュタイン並みの私の脳ミソもさすがにバテるのだろう。ご苦労なことだ。

ちなみに、ボーっとする時間が好きで、南の島に行ったりすると海を見ながらボーっと過ごしたりする。

この場合の「ボーっ」は自らの意思で積極的に展開する「ボーっ」だからリフレッシュに効果的だ。

自発的な「ボーっ」であれば問題はないのだが、最近はちょっとニュアンスが異なる「ボケっ」とする場面が増えてきた。

気付けば「ボケっ」と過ごしている。運転していても信号待ちの先頭で、束の間、異次元に飛んでいる。後ろのクルマからクラクションを鳴らされて現世?に戻ることもしばしばだ。

「ボケっ」というより「ポカン」と表現したほうがいいかもしれない。一対一で話していても相手の話を聞き返すことも増えた。ちょっとマズい。

何か活字にしてみると深刻みたいだが、きっとクーラー病か、ただの寝不足だろう。そういうことにしておく。

いずれにしても、どうでもいいことでクヨクヨしたり、どうにもならないことを考えすぎたり、そんなちょっとしたことから精神が壊れたり、ウツっぽくなっていくんだろうなあ。

まあ、そんな分析をダラダラ書いているようなら極めて健康だろう。屁のカッパだ。

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