2012年7月18日水曜日

愚痴です。愚痴。

自分が偏屈になったのか、世の中がおかしいのか、最近どうも気にいらないことが多い。

先日、ぶらぶら歩いていたらカラオケ屋の呼び込みが声をかけてきた。

「カラオケ大丈夫ですか~」。

何じゃそりゃ。初対面の相手からいきなりそんなことを言われて結構たじろいだ。答えようがない。「大丈夫じゃないです」って答えないとイカンのだろうか。

日本語としてどうなのだろう。私の理解を超えている。イマドキの日本語はそういう言い回しが普通なのだろうか。

そのうち、繁華街の風俗の呼び込みも「オッパイとか大丈夫ですか~」って聞いてくるようになるのだろうか。頭が痛い。

コンビニや飲食店店員のわけの分らん変な日本語遣いには随分なれてきたが、そうやって言葉は変わっていくのだろうか。

言葉遣いだけでなく、どうも世の中の「思考停止」が気になる場面も多い。判断力が無いとうか、自分で判断する習慣が無いというか、いっぱしの大人のバカな態度に驚くことが多い。

節電と言われれば、死にかけるまで暑さを我慢したり、必要な灯りの区別もつかずにただただスイッチを消していく。

レストランでも1~2品しか頼んでないのに、「ご注文繰り返します」とか言って高らかに反復される。「ハイ、間違いございません。よく覚えましたね、ブラボー!」とか言わないといけないのだろうか。

臨機応変っていう感覚が世の中から消えていっているのだろうか。先日もFacebookを見ていたら、倒れていた人を見つけて、クルマを止めて救助した人に対して、駐車違反の反則切符が切られたという話を聞いた。バカは楽でいいだろうが、バカのせいで世の中が殺伐としてしまう。

他にもいろいろある。

少しばかり自分よりエライ人の言葉を無条件に信じる。怪しい権威を絶対的なものとして疑わない。

特売だセールだと言われれば要らないモノまで買って喜ぶ。韓流スターなら誰でも構わないオバサン。AKBがすべった転んだで人生を傾ける若者。

うん?話がそれてきたか。

全然話は変わるが、先日もいっぱしの大人のダメさにあきれた。

某レストランでの話。普段は愛煙家に優しい店なのだが、一定の時間は禁煙になる。当然、それを守って過ごしていたのだが、閉店間際になって他の客が全部帰ったタイミングで灰皿を持ってきてくれるように頼んだ。

その店員さん、これが判断できない。誰かに確認に走る。考える習慣がないのだろうか。誰かに聞かないと何も出来ない。昨日今日働き始めた人ならともかく、結構な大人だったから、ありゃダメだろう。

関西電力が原発を稼動させた代わりに火力発電を停止させたらしい。アホじゃなかろうか。いや純粋なアホだ。あれも一種の思考停止だろう。

調子づいてる野田さんは、次期衆院選マニフェストに消費税増税を改めて盛り込むそうだ。それに同意しない議員はマニフェストを守れないヤツとして公認しないそうだ。

自らマニフェストを無視しまっくてきたクセに、いまさらマニフェスト原理主義ぶっている。喜劇を通り越して悲劇だな。

大阪の橋下さん人気も熱病みたいなものだろう。是々非々という判断力を働かせて彼の言動を見ている人がどれだけいるのだろう。

閉そく感打破のために期待が集まるのは無理もないが、全面的無条件完全支持みたいな空気はいかがなもんだろう。

パンダの赤ちゃんが死んでしまった。悲しい話だけど日本中で大騒ぎする話だろうか。それを言うなら動物園で飼うことや親善の道具として海外にまで出稼ぎさせることは問題ないのだろうか。

イヤミみたいになっちゃうが、個人的には新潟のトキの繁殖のほうが気になる。パンダに比べてトキは顔がブサイクだから騒いでもらえないのだろうか。

いかんいかん、こんなコトばかり書くとこのブログも荒れてしまうかも。

そういえばネットの世界での「荒らし」なるものも不気味だ。鬼の首でもとったように個人の考えや意見が全否定される。もちろん、極端に非人道的な主張は非難されるべきだが、集団ヒステリーみたいに熱気を帯びると気持ち悪い。

最大公約数的かつ無難な落としどころで結論づける大新聞やテレビの報道と同様に、ネット社会の言論まで荒らしを恐れるあまりに当たり障りのないものになっていくのだろうか。面白くない。

世の中、すべて表と裏があって、立ち位置によって見方や解釈の仕方は違って当然だ。だからこそ個性的な意見や少数意見が抹殺されることは危険なことだと思う。

テレビをつければ相変わらずしょうもないバラエティー番組ばかり。需要があるなら別に構わないが、あまりにも多過ぎると思う。本当に面白いと思って見ている人はどれだけいるのだろう。

ただ漫然と何の気ナシに見ている人ばかりなら、それこそ節電のためにヤメちまえばいいと思う。

私自身がいまだにスマホを持っていないから、半分ヤッカミ?で言うのだが、いっぱしのオジサンがあんな機械に魂を奪われたみたいにニラメッコしながらゴッツイ手でちょちょろイジリまわしている姿は、それこそスマートではない。

着メロとかに凝りすぎる大人の男も気持ち悪い。近頃の男性の中世化を象徴しているように思う。

男性の中世化は、子どもの学校行事に命懸け?で駆け付ける働き盛りのお父さんの多さを見ればよく分かる。

運動会や参観日ぐらいは参加するのが普通だろうが、どうでもいい細かい行事にまで仕事を休んで参加する。おまけに率先して皆さんの前で持論を展開して喜んでいたりする。そんなにお母さん役を担いたいのだろうか。

こんなこと書いている私のほうが時代からズレまくっているのだろうか。時々妙に不安になる。

全然話は違うのだが、いつだったか、製造者責任法、いわゆるPL法が出来てから、世の中すべてが手取り足取りお節介になっていったような記憶がある。カップ麺のフタにいちいち「やけどに注意」とか書かれるようになったのもPL法がきっかけだった。

便利になった分、一生懸命考えなくても何でもかんでもシステマチックに進むようになってきたのかもしれない。良いことなのかどうなのか微妙な感じだ。

いやあ、それにしても結論のない話をダラダラ書き殴ってしまった。まったくもってスイマセンです。あくまで個人的な愚痴ですので悪しからず。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

昨今の日本人の「思考停止状態」「マニュアル・システムの奴隷化」に全くもって同感でございます。

先日も都営バスに乗車したところ、1000円札以上の両替はなぜか行っていない事実をつゆ知らず、1万札しか所持してない旨を運転手に告げると、突然車内マイクを片手に大声で「お客さんの中で1000円をくずせる人いませんかー」とがなりたてるではありませんか。たたでさえ、その時はバスは定刻より
随分と遅れているにも関わらず・・・。万札もくずせない公共交通機関て一体。

一度は誰も入っていない御手洗いの前に、前に人が並んでいるからという理由で(恐らく)、延々と列ができていました。先頭の人がボケているだけで、後続の人達も連鎖ボケしている現実に慄きました。しばらく日本を不在にしていた間に何がおきたんだろうとひとり浦島太郎気分でおりました。
朝夕、日傘をさし始めた殿方たちを見るにつけ、何だか気分も滅入ってきます。長くなりましたが、おかしいと思う事をおかしいと言って下さる方がいて心から安堵します。
富豪記者様のご指摘は愚痴ではなくて、人間の本能レベルでの危機感だと思うので、これからもどんどん発信していって下さい!

富豪記者 さんのコメント...

玉さま

まったくですね~。トイレの話なんか象徴的ですね。

私の戯れ言は愚痴ではなく「本能的危機感」だったんですね・・・。確かにそうかもしれません。

koike さんのコメント...

ゴルフクラブには『人に向かって振らないで下さい』って注意書きが貼ってあったりする…

富豪記者 さんのコメント...

koikeさん

アホみたいな注意書きだね。