謎の占い師さんに会ってきた。昨年の夏頃に行ったきりなので9ヶ月ぶりの訪問だ。
その占い師さんは、四柱推命や易などをベースに方位などにも詳しい。それだけなら普通なのだが、霊視みたいな能力を融合させて色々なものを見抜く特殊な人である。
まあ、スピリチュアルな部分がキモである。
信じるか信じないかはアナタ次第です!って感じだが、私は63%ぐらい信じている。
過去にインチキ占い師にも遭った経験がある。一番ひどかったのはダウン症の我が息子を「直せる」と言い切ったバカだ。
病気や症状だと勘違いしていたのだろうか。そんなことが可能なら私だって金髪で青い目の白人になれちゃう。きっと馬を牛にすることも出来るのだろう。
話を戻す。久しぶりに訪ねた占い師さんの話だ。都合の良い部分だけを受け入れて、一種のカウンセリングのように活用するのが丁度いいと思う。
今回も、9ヶ月ぶりだというのに、こちらから話し始める前に、娘のことをズバっと言い当てられた。母親との関係性というか、娘の現状の結構細かい内容である。
笑っちゃうほどピントが合っている指摘に改めて驚いた。なかなか面白かった。
ウソかホントか、元嫁の考えや思惑なども随分と解説された。それに関連して私と子ども達との向こう数年間の関係性、距離感の流れを観てもらった。私にとっては悪くない話だった。
変に高いお金を取られるわけではなく、もちろん、変な壺を売りつけられるわけでもない。前向きな気分転換になるので時々は通い続けようと思う。
その占い師さんと私の間には今までもちょっとばかりスピリチュアルな現象があった。その人によると私も少しだけソッチ方面の感度が高いそうで、それが諸々の現象の理由らしい。
とはいえ、お化けも見たことがないし、何も予知できない。強いて言えば「なんとなく何かを感じる」という実にチョロっとした感度でしかない。おそらく誰にでもある第六感ってヤツだと思う。
スピリチュアルみたいな感度は誰にでもあるのだろうが、当然その強弱はさまざまだ。
その占い師さんみたいな人が10だとして、普通の何も感じない人が1だとする。せいぜい私は2ぐらいである。たまにお化けが見えちゃう人は5、しょっちゅう見えちゃう人は7とかそんな感じだろう。
聞くところによると誰もが幼い頃には、説明がつきにくい「感度」を持っているらしい。幼い子供にしか見えない「何か」が存在するという話はよく聞く。
母親によると私も幼い頃はしょっちゅう「怖いもの」を見て泣いていたそうだ。
私の娘もいつもナゾの話をしていた。最初は冗談だと思っていたのだが、くり返し聞くうちにどうやらウケ狙いの話ではないと思えるようになった。
娘が見ていたのは「怖いもの」ではなく、小さな人形ぐらいのサイズの女の子だとか。娘がトイレに行くとちょこんと隅のほうにいるという。
娘は怖がるわけでもなく、普通に仲良く友達付き合いをしていたらしい。ちゃんと名前もある。時々は子供部屋にも現れたそうだ。そのうち、その「友達」は妹も連れて現れるようになったようで、ごくまれに外出先でも出会うこともあったとか。
「気のせい」の一言で済ませるのは簡単だが、「気のせい」の「気」には「霊気」だって「妖気」だってある。
その後、成長した娘はさすがに「友達」を見る機会はなくなった。でも、もうすぐ15歳になる今でも、その「友達」のことを鮮明に覚えていて、楽しく会話したことなどをはっきり思い出せるという。
ちょっと怖いような不思議な話である。
娘にもそれなりにスピリチュアルな感度があるのだろうか。時々、変な声を聞くことがあるとも言っていたし、私が2だったらアイツは2・5ぐらいかもしれない。
お化けがどうこうではなく、個人的には「得体の知れないこと」はあると思う。スピリチュアル的なことを信じる、信じない以前に、ごく単純に「わけのわからんことはあるもんだなあ」と本能的に思う。
それでいいと思う。必死になって科学的に解明したり、頭から全否定する必要もないだろう。
何気ない暮らしの中の習慣だって、「わけのわからんこと」に左右されている。
仏壇に手を合わす、お墓参りに行く、お盆の迎え火や送り火、はたまた初詣やお宮参りに合格祈願、はたまた節分の豆まきや恵方巻きだって、すべて言ってみればスピリチュアルな行為である。
霊的なこと、スピリチュアルっぽいことすべてを否定するなら、そうした日常的な行為も全部ムダで無意味なことになってしまう。
今日はオチがないから、私の不思議体験を紹介して終わりにしたい。
沖縄で撮ってしまった水中心霊写真の話は怖すぎるからパスして、とある温泉宿の話。
あてもなくドライブ旅行に出かけた若い頃、長野県の某所で民宿に毛が生えた程度の安い旅館に泊まった。
旅の疲れで眠りに落ちたのだが、隣の部屋のワイワイ騒ぐ声がうるさくて何度も目が覚めてしまった。男性が3~4人で酒盛りしているらしく、そっち側の壁を蹴っ飛ばすとしばらく静かになる。でも、そのうちまた騒がしくなるという繰り返し。熟睡できずに朝を迎えた。
部屋を出たときに唖然とした。私の部屋は建物の一番端っこだった。もちろん、私が蹴っていた壁側には部屋など無い。
ゾっとした。
でも、壁を蹴ったら静かにしてくれる幽霊って何なんだろう。今も不思議に思う。
3 件のコメント:
その占い師さんはどの界隈にいらっしゃるのでしょうか。
とても興味があります。
コメント、ありがとうございます!
渋谷区方面ですが、予約は数ヶ月埋まっていることもあるようです
コメント、ありがとうございます!
渋谷区方面ですが、予約は数ヶ月埋まっていることもあるようです
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