「甘味」。かんみ、あまみ。どちらの読み方が正しいのか知らないが、関東ではかんみ、関西はあまみが主流らしい。
個人的には「かんみ」という語感が好きだ。官能的の「かん」、感激の「かん」であり、あまみと呼ぶより軽快な気がする。
酒も好きだが、甘味も好きだ。四六時中食べるわけではないが、割としょっちゅう口にしている。
コンビニでレジ待ちしていても、レジ付近にこれみよがしに置いてある小さいお菓子を衝動的に買ってしまう。
タバコを買いに行ったのに、なぜだかグミも大量に仕入れちゃうことも珍しくない。
デパ地下でよく見かける「両口屋是清」の詰め合わせだ。お茶と一緒に楽しむとホッコリする。割と日持ちもする。頂き物で知ったのだが、すっかりファンになった。
コーヒー、紅茶より日本茶党である私としては、洋菓子よりは和菓子のほうが好きだ。そうは言っても、近頃のコンビニに置いてあるシュークリームやプリン、カスタード系の洋菓子のウマさにも悶絶する。
頻繁に我が家に泊まりに来る娘のためにアイスクリームをあれこれ取りそろえる習慣がついてしまった。
親バカだから、ちょっと高いやつばかり買う。アイスにこだわりのない私としては「ピノ」や「ガリガリ君」で充分なのだが、娘に対してはエエカッコしいになってしまう。
たまに自分でも食べてみるが、さすがに高いだけのことはある。ゴディバのアイスなどは数あるチョコ系のアイスの中でも抜群にウマい。
話は変わる。
先日、歴史的な低温状態にもめげずに「かき氷」を食べた。気が狂っている人みたいだが、それを注文した自分を誉めたくなるほど感激する味だった。
知る人ぞ知るかき氷の名店が目白にある。老舗の和菓子屋さん「志むら」の2階にある喫茶室だ。
夏場はいつだって行列している。各種のかき氷は1000円前後の高い値付けにかかわらず大人気である。
見た目も凄い。インスタ映えを狙う人が増えたせいなのか、もはや夏場は気軽に入れる店ではなくなってしまった。
冬でも冬っぽい味付けのかき氷がメニューに用意されているのが有難い。天然水を使ったフワフワな氷だから、変な言い方だが、そんなに冷たくない。
キーンとくる冷たさと言うより、上質なシャーベットぐらいの感覚だろうか。さらさらふわっと口の中で瞬時に溶けていく。
その名も「ほうじ茶豆乳ラテ」なるスペシャルなかき氷である。期間限定だとか。
豆乳クリームのムニョムニョした甘さにクラッシュされたナッツの食感、そこに甘味のあるほうじ茶風味の氷が混ざり合って、身震いしながら昇天してしまった。
男なら誰も一度は妄想する「ワカメ酒」をこのかき氷で試してみたいとアホ丸出しの考えが頭をよぎる。
さすがに冷たくて無理だろう・・・。
脱線してしまった。
遠くからでも食べに来る価値アリ。そんなレベルだと思う。
この日は黒蜜とあんこを使った和風パンケーキとオーソドックスなおしるこも注文した。
暖かい甘味とともにシェアすれば冬のかき氷もなかなかオツだと感じた。平日の夕方あたりを狙って、また違う冬のかき氷を食べに行きたい。
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