義理だの付き合いだのと数々の言い訳とともに銀座のクラブ活動を続けている。最初に足を踏み入れてからもう四半世紀になる。物好きといえば物好きである。
昔なじみの女性が立派にママさんになっていれば、誕生祝いなどの節目に呼び出されるとなかなか断りにくい。いそいそ出かける。
お布施みたいなものだ。効果があるかどうかは謎である。国連加盟料みたいなものかもしれない。それを負担したからといって何を得られるかは分からないが一応払っている。
10年以上続けているこのブログでも銀座ネタの閲覧数は多い。そっち方面の話を書く際には、イメージ写真も盛り込みたい。見栄えの良い衣装の女性がいると、ついついエロカメラマンになってしまう。
顔は撮らないという私流の撮影パターンが知られてくると、積極的にモデル役を務めてくれる女性も増える。有難いことだ。
結果、コレクション?は着々と増えてしまった。あと10年も続けていれば結構面白い写真集的なモノが出来るかもしれない。
店で撮るだけでなく、ウナギを食べに行けば「うなじとウナギ」をつい画像に収めたくなる。それを撮ってどうする?と自分でつぶやいちゃうような画像もある。
夜のクラブ活動ネタをアレコレ書いても、画像なしで活字だけだと、なんとなく内容が伝わらない。新聞や雑誌だって同じだ。ちょっとした画像が一枚あるだけで、目を引く効果はある。
わが社の編集会議でカット写真の大事さをエラそうに語っている私としては、スキあらば麗しい画像を撮らないと気が済まない。
で、過去の画像フォルダをオネエサマがたに見せながら、ほんの少し角度が変われば写り方がまったく異なることや、被写体への距離が少し変わるだけで臨場感に違いが出ることなどを大真面目に語る。
時には水中写真の撮影テクニックの話なんかも盛り込みながら、エロとは無縁な顔で撮影術を高尚に語る。相手の警戒心を解くことが狙いだ。こすっからい作戦である。
でも、女性陣もそれっぽい衣装での自らのセクシー画像を目にする機会はないから、案外ノリノリになることも多い。いい感じに撮れた画像を欲しがる人も多い。
そういう画像を営業メールに添付して馴染み客に送ったりするのだろうか。送られてきたほうも悪い気はしないだろう。
そうやって、なんだかんだと自分のエロ行動を正当化するのが私の得意ワザである。
私はもともとオッパイ星人ではない。お尻フェチだから本当は胸画像より尻画像のほうが嬉しいのだが、夜の衣装はどうしても胸元強調系が中心だ。
お尻をこっちに向けてもらって撮影することなど出来ないので、胸元以外だと太ももがターゲットである。
胸元より足のラインのほうが撮影は難しい。それこそちょっとした角度の違いで迫力?に違いが出る。会心の一枚はなかなか撮れない。
とある日、脚線美バリバリの女性を相手に熱心に太ももの美しさを語り、どの角度が綺麗に映るかを身振り手振りを交えて楽しく研究していた時のこと。
着物姿のせいで“ふともも談義”に交われない女性がシビレを切らしたのか、はたまた負けじ魂に火がついたのか、裾をめくりだした。サービスショットのチャンスである。
やたらと協力的だったので、ドシドシ撮らせてもらったのだが、思ったよりもセクシーな感じにならない。やはり脚を見せる前提の衣装じゃないと無理がある。
さんざん撮っておきながら「なんかビミョーに違うんだよな~」などと巨匠風にダメ出しをする。
内心ドキドキしたくせに、そんなところでカッコつけようとするのが男の悲しいサガである。
セクシーは難しい。つくづくそう思う。
以上、エロカメラマンの言い訳でした。
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