忙しい、大変だといった話を自慢みたいに語る人は多い。若い人ならいざ知らず、いっぱしの大人の場合、単なるヤボだと思う。
実際に分刻みで動いているスーパービジネスマンならともかく、普通の人の場合、見方を変えればセルフコントロールが出来ないトホホな人物だと思われかねない。
メシを食う時間もない、ちっとも寝てない等々、そんなことを得意気に語るのは格好悪い。
そりゃあ私だって時にはそんな状況に陥る。でも、ヘタにそんなこと言うと、タイムマネジメントも出来ないダメオヤジみたいだから涼しい顔でやり過ごす。
大人のたしなみだろう。
ストレスも同じ。誰にだってあるのだから、中高年にもなればそれなりに対処法を身につけないといけない。
病気になっちゃうほど重症なら別だが、そうでなければ大げさに騒ぐのはどうかと思う。
脳天気に過ごしている私にもストレスはもちろんある。時にはメンドーな症状も出る。
胃痛にジンマシンだ。頻繁ではないが、そんな症状が出る時はたいてい思い当たるフシはある。
いわゆる胸焼けは、逆流性食道炎の影響だが、胃痛は必ず心配事が続いた時に私をイジめる。
太田胃散より太田漢方胃腸薬のほうが良く効くことからもストレスが原因だと痛感する。キリキリして実に不快だ。
そんな症状が出ている時でも食欲が無くならないのが私のヘンテコな特徴だ。さすがに辛いモノや脂っぽいモノは避けるが、普通にしっかり食べる。
私の胃はどんな時でも働き続けていてエラいと思う。
厄介なのがジンマシンだ。一説によるとすべてのジンマシンの7割だか8割ぐらいは原因不明なんだとか。ストレスによるものもそこに含まれるわけだ。
20代の頃、まだ社会人経験も浅い中で気張って働き続けたせいで、謎のジンマシンに悩まされた。
毎日夕方近くなると、時計のベルトの部分、ズボンのベルトの部分にあたる辺りにブワっとジンマシンが出ていた。
医者に行って調べてもストレスが原因という当たり前の答えしかもらえず、しばらくは難儀した。
中年になってからも、たまにだが首と耳の後ろを中心にぶわっとジンマシンが出ることがある。
サバなどの青魚にあたったんだろうとタカをくくっているのだが、時には魚介類をまったく食べていないのに症状が出る時がある。
たいていは明け方だ。なんだかモゾモゾして目が覚めるとジンマシン太郎が出来上がっている。
ほとんどの場合、1~2時間で退いていくのだが、ぶわっと出始めた時は毎度心配になる。
顔中が膨れあがったらどうしよう、喉の中まで膨れあがって呼吸困難になったらどうしようなどと、ひとりで恐怖と戦う。
もともとアレルギー体質ではないから、社会人になるまでジンマシンとは無縁だった。私にとってはジンマシンが「大人の階段」だったみたいだ。
ストレスが無い人生なんてあり得ないから、大事なのはストレスとの付き合い方である。
非日常に身を置いて無心になること。それが理想だろう。なかなか難しいが、探せばいろいろありそうだ。
ボトルシップ作りに精を出すのもアリかもしれない。本格的なプラモデル作りだって効果的かもしれない。
まあ、無器用に関しては日本、いやアジアでも一、二を争う私がそんな高尚なことが出来るはずもない。
やはり、経験したことのない変態プレイをいかに開発するかを考えたほうが手っ取り早いかもしれない。
どうしてそんな結論になるのだろうか。
きっとストレスが溜まっているのだろう。
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