「世の中、バカが多くて疲れません?」。その昔、話題になったセリフだ。桃井かおりがけだるそうに語りかける印象的なCMで覚えている人も多いはずだ。
結局、世の中のバカからクレームが殺到して放送中止になってしまった。バカの力は怖いなあと痛感した記憶がある。
私も結構なバカだが、世の中には厄介なバカが思った以上に多い。可愛いバカや愉快なバカなら歓迎だが、うっとうしいバカは困る。
アノ高須先生が客のいない店でうどんを食べた話をツイッターにアップしたら、外出自粛なのにケシカランといった批判が寄せられたそうだ。
ガラガラの店で一人で食事をしたことで批難されちゃうわけだから、高須先生も困惑したようだ。そりゃそうだ。意味不明である。
正義感ぶったバカ。今の世の中に溢れかえっている。何がバカかといえば、判断力や想像力無しに物事の断面しか見えていない点だ。
外出自粛すべし。家にいない人は悪。そんな公式に囚われてそこから外れたら許せないと感じるのだろう。
外出を自粛すべきという目的は何か。人との接触、人との集まりを減らすという話だ。それだけである。ガラガラの店で一人メシを食うことまで叩くことではない。
近所のラーメン屋さんの画像だ。私も食べに行く際はガラガラかどうかを見計らって食べに行く。こんな行動すらバッシングしたがる人がいるのなら実にメンドーだ。
在宅ではなく通勤している人をとやかく言う風潮も気になる。通勤風景に顔をしかめる識者の様子がテレビに流れれば、通勤している人が悪者のように思われかねない。
その人たちの中には医療関係者もいるだろうし、食品関連、物流関連の人たちもいるはずだ。今の大変な社会を支えている人たちが大勢いるはずだ。
そういうライフラインを支えている人たちが必要な作業のために出勤しているとしたら、むしろ感謝すべきだ。短絡的に批判するのはどうかと思う。
つい先日、社内で諸々の雑用をこなしていたら夜の8時を過ぎてしまった。お腹も空いたし、一杯引っかけたい気分だったが、大半の店は8時までの営業、酒類提供は7時までというスタイルである。
仕方なく帰ろうとしたら、職場のそばに灯りがついている中華料理屋さんを見つけた。聞けば通常通りの営業だとか。普通にアルコールも出している。
時節柄、お客さんは私の他にもう一組だけ。それも5メートル以上は離れている。ガラガラである。まさに“グリーンゾーン状態”だ。
当然、普通に飲み食いさせてもらった。酒類は7時まで、営業は8時までという話には強制力は無い。ただ、協力金がもらえるか否かの分かれ目ではあるので多くのお店が守っているのが実情だ。
もちろん、混雑防止のための要請である。混雑するような状況なら飲食店もそんなルールを受け入れるべきだが、ガラガラ状態でも闇雲にその通りにする必要はないだろう。
この日の私の行動と店の営業姿勢は世間から批判されるべきものなのだろうか。
確かに“同調圧力”を無視して通常営業を続けたら、その店に客が集中して三密状態を作り出してしまう可能性もある。
そういう点では、時に横並び意識が必要なことは理解できる。それでも、店の立地など周囲の環境や夜間人口などその時々の状況に応じて臨機応変に対応することは悪いことだとは思わない。
例外を作ったらズルズルと悪い方向に流れるという危険性も分かる。でも学校の校則じゃあるまいし、大人達が常識で判断できる次元の話だとも思う。
営業時間などに関して、一定の目安はあったほうが店側も助かるはずだが、それが鉄の掟みたいに一人歩きしちゃうのは何ともビミョーな気がする。
なんだかウジウジと書き殴ってしまったが、今は非常時だから四の五の言わずに長いものに巻かれているほうが良いのだろうか。
何を言おうが書こうが、感染してしまえば日頃の行動がダメだったという話にしかならない。改めて気を引き締めて行動しようと思う。
何を言おうが書こうが、感染してしまえば日頃の行動がダメだったという話にしかならない。改めて気を引き締めて行動しようと思う。
なんだかサッパリ分からなくなってきた。私の考えを不快に思われる人がいたらゴメンナサイ。
でも、週末の吉祥寺に用も無いのに遊びに行くようなバカなことはしていないのでご容赦を。
2 件のコメント:
全く不快ではありません。他人に迷惑をかけず、他人を攻撃せず、本人は機嫌よく、が今は大事なのでは。
コメントありがとうございます!
機嫌よく過ごすのが難しい世相ですが、機嫌よくいることが一番大事ですね。
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