スイカジュースが好きだ。職場の近くのプロントの喫煙テラス席でしょっちゅう飲んでいる。
夏の定番であるスイカだが、ジュースで飲むパターンが普及したのは、割と最近になってからだと思う。
海外、とくに東南アジアのリゾート地では昔からスイカジュースはごく一般的だ。その昔、マメに潜水旅行に出かけていた頃は毎日毎日グビグビ飲んでいた。
朝にスイカジュース、昼にスイカジュース、夜だってスイカジュースをベースにしたカクテルを飲んでいた。
10年ぐらい前までは、ピスタチオのアイスクリームとともに日本で普及していないのが不思議で仕方なかった覚えがある。
5年ぐらい前から徐々に普及したとはいえ、日本ではスイカジュースをスーパーやコンビニで見かけることは滅多に無い。まだまだマイナーだ。
これは市販のスイカジュース。確かタイの商品だ。割と入手しやすいのでウチにも常備してあるのだが、正直に言うとビミョーな味だ。人によってはマズいと判断しちゃう味である。
でも私は買ってしまう。時々はゴクゴク飲む。市販のスイカジュース自体がマイナーな存在なので、スイカジュースラバーとして酷評するわけにはいかない。
毎年夏になるとウマいスイカジュースを探したくなるのだが、秋が近づく頃には一気に興味を失う。実に不思議だ。
今年こそは抜群に美味しい市販のスイカジュースにたどり着きたいので、ご存じの方はゼヒ教えてください。
さて話は変わる。
セブンイレブンの弁当コーナーで妙な存在感を放っているのがラーメンだ。ちょっと大きめな容器のアレである。
平たく言えば作り置きのラーメンである。美味しいはずがない。そう考えるのが普通だろう。
でも陳列棚で何となく自信満々に佇んでいる姿が以前から気になっていた。値段も500円以上だからイッパシである。
ある日、酔っ払った帰り道にコンビニに立ち寄り、つい「美味しくないはずのラーメン」を買ってしまった。
レンジでチンするだけである。それも5分とか6分とか妙に長い時間を要する。
作り置きの麺をそんなにチンしちゃったらデロデロになって食えたもんじゃない。普通はそう思う。
で、食べてみた。なんだかウマい。ちゃんと美味しい。キツネにつままれるってこういう感覚かと思うぐらい麺がしっかりしていて驚いた。実に不思議だ。まさに謎だ。
コンビニメシの進化は日本の技術力の象徴かもしれない。昭和の人間からするとビックリ仰天の世界だ。
友人と飲んだ際に、セブンイレブンのラーメンに驚いた話を得意になって披露していたら、同じくセブンの冷凍カップピラフを勧められた。
やはり、今の時代、50を過ぎたオッサンだろうとコンビニ飯の躍進をしっかりチェックしているようだ。
で、飲んだ帰り道に早速セブンに寄る。冷凍コーナーにあったカップのチャーハンとピラフを買う。
冷凍のコメものは皿に移してチンするという固定観念があったが、カップラーメンのように器いらずという点が素晴らしい。単純な私はそれだけで感動する。
イマドキの冷凍食品は単純に美味しい。このピラフもクドさのない優しい味わいだった。間違いなくお弁当コーナーに置いてあるベチャッとしたピラフより3段階ぐらい上のレベルだ。
10年前、20年前を思い出せば、コンビニ飯や冷凍食品がここまで美味しくなるとは考えもしなかった。
そう考えると、10年後、20年後はいったいどんなレベルになっているのだろうか。想像するだけで楽しい。
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