コロナの後遺症と思われる重い倦怠感も無くなり、まあまあ快適に過ごしているのだが、この1~2年の間に顕著に自分の劣化を感じることが増えた。
疲れやすさと酒に弱くなったことでそれを痛感する。酒に関してはやはりコロナ禍のせいで付き合いの席が減ったことが影響しているのだろう。
コロナ禍でもわりと気にせず外食、晩酌は続けてきたが、付き合い酒と違ってマイペースの一人飲みが多かった。いわば自分に甘い?飲み方が定番になった。
もちろん自分に厳しく肝臓を攻めまくってもメリットは無いわけだからそれで結構なのだが、以前に比べれば酒の許容量が半分程度になった気がする。
ちょっと調子に乗って数年前と同じぐらいの量を飲むとその後がキツい。気持ち悪くなる手前のドンヨリ感に襲われる。次の日にも残る。そのことが既にストレスになっている。
その昔、いや、ほんの数年前までは酒の力を借りて女性を口説いてネンゴロ展開に持ち込んでいたことを思うと隔世の感がある。銀座でしっかり飲んでアフターのついでにハッピーな展開になってもヘッチャラだったのに今ではまず無理だ。(何がだ・・・?)
先日、お寿司屋さんで1時間ちょっとの一人酒。生ビール2杯に焼酎水割り2杯だけだったのにガッツリ酔った。その後、帰宅して着替えるのも歯を磨くのも面倒に感じるほどだった。さすがに不便である。
先月に人間ドックなみにアレコレ検査した結果が出たのだが、肝臓の数字はバッチリだった。γ-GTPもほぼ標準に近い数値。この10年の中では最も良い結果だったのに不思議である。やはり肝臓は甘やかしているとダメなのだろうか。
血液検査ではコレステロールに関する数値がすべて基準値内に収まっていた。これまたかつてない偉業!である。好きなものだけを何も気にせず食べている初老男としては奇跡みたいな話である。
珍味も食べたいだけ食べる日々だが尿酸値も正常だったし、血液検査だけみれば表彰状モノの優秀さである。毎年毎年たいてい3~5カ所ほど基準値超えになっていたが、別に気にせず節制もしなかったことが逆に良かったのかも知れない。
ただ、血液検査以外では少しだけ気になる箇所も見つかった。例年ちょっとしたポリープは見つかるのだが、今年新登場の胃のポリープが良性とは言い切れない怪しさがあるかもとのことで3ヶ月後に再検査になった。
ちょっと怪しいケースでも今までだと再検査は半年後と言われていたのだが、3ヶ月後を指定されるのは初めてだ。不健康自慢を面白おかしく語り続けるためにも何も無いことを祈ろう。
肺と腹部のMRI検査の結果はちょろちょろとした指摘を受けたものの、いずれも1年後の再検査というレベルなのでとくに問題はない。総じて健康状態は良好である。
酒に弱くなったのは理由も分かるし仕方がないのだが、疲れやすさは一体なにが原因なんだろう。やはり純粋に加齢という結論なのだろうか。
甘めのコーヒーをやたらと飲むようになったり、相変わらず炭水化物を控えない食生活のせいで糖質過剰を起こし疲れやすくなったという可能性もある。
毎日ちゃんと寝ているし週末は真面目に散歩もする。でもちょっと動き回ったりちょっと一戦交えたりすると次の日の疲労感が大きくて困っている。やはり週末の散歩ぐらいの運動量では追いつかないのだろう。
いまさらジムで鍛えたり水泳に励んだりするのは億劫だ。今まで好き勝手に食べ、好き勝手に吞み、あえて鍛えるようなこともせず、あるがままに生きてきたライフスタイルにもいよいよ限界が来たのだろうか。
私の目標は70歳の段階で「野菜なんか食べなくても身体を鍛えなくてもちっとも問題ないですよ」と自分の実体験を元に世界中に声高らかに宣言することである。
この目標のために何だかんだ自堕落なまま生き続けようと身勝手なことを考えているのだが、そんなお気楽主義がどこまで通用するか我ながら興味深い。
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