最近の身の回りの変化の一つが「白髪対策」の前進である。私にとって毛髪問題は昔から厄介なテーマだった。そのあたりの歴史については10年近く前にこのブログで赤裸々にカミングアウトした。
あれから10年近く経っても一応ハゲ散らかさずに生きている。すべては自分の努力のおかげである。20年近く前からハゲ対策用の塗り薬と飲み薬を欠かさず使い続けていることが最大の要因だ。
他にもサプリやシャンプーなどもハゲ対策に重きを置いた商品を使っている。髪の健康に大事だと言われる食生活に関しては面倒だからまるっきり気を使っていない。海草も食べないしタバコもドシドシ吸っている。
というわけでハゲチャビンなどと言われることのない日々を平穏に過ごしていたが、近年やたらと目立ってきたのが白髪だ。こればかりは年齢的に仕方のない話だろう。3年ほど前にもこのブログで我が白髪問題を考察した。
あれから3年、とくに対策をせず自然に任せていたのだが、放っておくだけでなく、目につく白髪は抜いちゃうという行為も漫然と続けてきた。
かたや必死にハゲ対策に薬を使い、かたや白いやつは引っこ抜く。これって本末転倒の極みである。自分の愚かさを象徴するようなマヌケな話だと思う。
この3年ぐらいで抜いた白髪はおそらく2千本はくだらないと思う。カツラメーカーなどがお試し増毛体験などで貼り付けてくれるぐらいの本数を平気で抜いていたわけだ。
で、考え始めたのが白髪染めである。しかし、アンチエイジングという言葉が嫌いで無理矢理に若作りするのも嫌いな私が、そんなモノに手を出すのは何かが違うと感じてなかなか踏ん切れずにいた。
実際には昨年初めて白髪染めを購入してトライしそうになったことがある。ところが説明書を読んだら面倒なことばかり書いてあったので一度も使わずに捨ててしまった。
心のどこかに「男たるものこんなモノ使えねえよ」みたいな強がりというか、気取りがある。これが私のダメなところでもある。結局そのせいで文字通り「不毛な闘い」すなわち「白髪引っこ抜き」を続けていたわけだ。
髪を必死に増やしたがる一方で千本単位で抜くという小学生に聞いても「バカですか?」と言われそうな行為をストップすべく、ついに新たな一歩を踏み出してみた。
「白髪染めシャンプー」である。普通の白髪染めではない。あくまでシャンプーである。これなら「男たるものそんなもん使えねえよ」という無意味な強がりも何となく抑制できる。
で、あれこれ情報を見比べながら某商品を購入。ちょっと高く感じたが、こういう未知の商品だと安価をウリにしているものは避けたくなる。一応身体に直接作用させる商品だから安全性も気になる。
とりあえずまだ数回しか使っていないので商品名はいずれまた紹介するが、おっかなびっくり使ってみた感想は「大いにアリ」である。
これが今の画像だ。すでにかなりの白髪交じりだった3年前と比べてもまるで違う。皮膚についた部分は普通にお湯で流せば落ちるのだが、爪の間に入ったりするとちょっと厄介なので念のためビニール手袋を使うようにしている。
文字通りシャンプーだから髪全体にまんべんなく揉み込むだけである。最初こそ30分ほど放置が必要だったが毎回そこまでする必要はないらしい。毎日使わないとすぐに落ちるかと思っていたのだが、今のところこれを使った後に3~4日はこれ以外の普通のシャンプーを使っても染まった部分が落ちる気配はない。
個人的にはわりと納得出来る結果になったのだが、と同時に自ら抜いてしまった2千本を超える髪の毛たちに申し訳ない気持ちでいっぱいである。
ここ3年というか5年ぐらいで考えたら捨て去ってしまった毛髪は2千本どころでは済まないはずだ。実に惜しいことをした。
問題はこんなものを使い始めてしまったら、総白髪になるのがいつなのか自分でも分からなくなることだろう。変な話、いずれは「総白髪の自分」に会ってみたいのが本音だ。
総白髪になるのは見方を変えればハゲなかった証である。ハゲチャビンになることを恐れて生きてきた私の半生を考えると「ハゲてない銀髪」という状態は一種の栄光のゴールみたいなものである。
人様からすれば実にどうでもいい話だが、私にとっては人生における結構重要なテーマである。
2 件のコメント:
いつも愛読させていただいています。商品のヒントをください!
バランローズKUROという商品です!
コメントを投稿