この夏は例年になくウナギに縁がある。このブログでも何度か書いたが、マズいウナギに落胆したり、美味しいウナギに感涙モノだったり。
しっかりと筋の通ったちゃんとした食い道楽ではない私だが、それなりにウマいマズいは分かるつもりだ。ウナギだって当然人並み以上にまともかどうかは判断できる。
そんな私が久しぶりにウナギで大感激をした。以前から気になっていた店で想像以上にウマい白焼きに遭遇。バンザイだ。
店の名前は「うな藤」。杉並区の荻窪と善福寺の間ぐらいにある店だ。実はこのあたりに私の実家がある。そのため、うな藤自体はだいぶ前から知っていたし、出前で食べたこともある。
店に行って食べたのははじめてだ。もっと早く来れば良かった。こんな場所なのに実に真面目に職人気質の仕事を徹底している。店の前には「40分はかかります」と注意書きも貼ってある。
おひたしとかキモ焼き、水茄子をつまみに酒を飲む。一息ついてまもなく、予約時に注文しておいた白焼きが登場。画像のピントが甘くてすいません。
黒龍の大吟醸とともに味わう。ありえないほどウマい。こんな表現しかできないボキャブラリーを反省。“フワフワ、ポチャ”という感じの味だ。実家の徒歩圏内でこんな白焼きがあるとは知らなかった。不覚。
店自体は大きくはない。雰囲気もごく普通。壁に有名人のサインが飾ってあるのは微妙だが、こういう立地にこれだけの人が来ていることは確かに評判が高い証拠だ。わざわざ来る価値はあると思う。
うな重ももちろん、文句なし。ご飯の固さもいいし、タレも軽やか。いくらでも食べられそうだ。出前でボケッと食べていたことを反省。やはりその場で堪能するほうが格段にウマい。
今回、お店に行きたくなったのには理由がある。私がちょくちょく覗いているインターネット上のグルメサイトのせい。
クチコミだけで構成されているサイトなので、投稿数が多い店ならなかなか参考になる。
クチコミの評価が高い順に都内のウナギ屋さんをチェックしてみた。当然のように有名店がラインナップされていたが、なぜか「うな藤」がやたら上位に食い込んでいる。ウナギ好きの人々の熱い支持を集めていてビックリ。
出前で馴染みの店が人気店だとは知らなかったわけだ。行ってみて大正解。実家に行くたびに立ち寄ろうと思う。
やっぱりウナギは最高だ。うな重はもちろん、まっとうな白焼きは日本人が生み出した料理の中でも極上の一品だと思う(大げさでスイマセン)。
キンと冷えた冷酒に極上の白焼き。わさび醤油で堪能。カナカナ~と鳴くヒグラシの鳴き声なんかがBGMに響けば、私にとって極上の夏が完成する。
書いているだけでまた白焼きが食べたくなってきた。
2009年8月25日火曜日
うな藤 穴場
ラベル: 中年グルメ
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