2017年7月7日金曜日

トロロ緊縛プレイ


私の歯ぎしりはかなり凄いらしい。仕方ないからマウスピースをハメて寝ている。横で眠る美女達への配慮である。

ウソです。自分の歯がボロボロになると困るので使っている。ゴム製だと使っているうちに穴が空いちゃうから、プラスチック製を愛用している。

でもこれがすぐに壊れる。手の中で間違えて握ったら割れるし、ベッドの上で踏んづけても割れた。しょっちゅう作り直す。


3割負担の保険適用では半年に1度しか作れない。富豪なら自費で10個ぐらい作り置きすればよいのだが、セコい私は律儀に半年待つ。

毎度毎度型を取るのがイヤだから自分の歯形の石膏を歯医者さんから持ち帰って保管している。素敵なインテリアみたいだ。

やはり、ウマいものを楽しく食べるためには歯は大切だ。一応、3ヶ月に1度は歯医者に行ってクリーニングとエアフローなる作業を頼んでいる。

結構コストがかかる、でも仕方がない。昔は虫歯になっても放置し続け、いざ治療の段階で七転八倒するのが常だったから、あの惨劇を思えば今の真面目な習慣は大人の嗜みとして必要だ。

話は変わる。

身体が夏バテになりたがっているようで、何となくダルい日が多い。疲れが取れにくくなっている。意識して元気になりそうなものを食べる機会が増えた。


パッと見は目玉焼きにしか見えない画像だが、実は月見とろろである。ワガママが言える飲み屋さんで時々注文する。

「トロロだけちょうだい。卵黄も乗っけてね~」。こんな感じで頼むと“目玉焼きモドキ”がやってくる。

ちょろっと醬油を垂らしてデロデロと混ぜ合わせて一気に飲み込む。トロロは飲み物だ。ちょこちょこ食べていたら口の周りが痒くなるだけだ。

そういえば、子どもの頃、空き地で拾ったガビガビのエロ漫画本に凄い描写があった。緊縛された女性にトロロを塗りたくって身悶えさせるシーンである。

大人になったら自分でもやってみようと決意したのに、あれから数十年経ってもまだ実行していない。そろそろ誰かに頭を下げて頼んでみよう。

あの頃はそんな「塗り物系」のエロ漫画をやたらと見かけた。ハチミツを塗りたくってペロペロとか、水飴をタラ~リたらして・・・とか、ロクなもんではなかった。

そういえば「バター犬」の話も最近すっかり聞かなくなった。あの当時だけ一時的にハヤった変態プレイだったのだろうか。

いまも「バター犬」で充実した日々をお過ごしの女性がいらしたらゼヒご一報いただきたい。記者として取材したい。

いずれにせよ、あの当時、フラチな漫画で描かれていたそっち系の世界は少年の目にはかなり刺激的だった。

無修正アダルト動画が花盛りの今とは違う怪しげな妄想に脳を鍛えられて大人になったような気がする。

いかんいかん、話がそれた。

疲れを感じると不思議と大衆酒場の“野性的”な食べ物が欲しくなる。上品路線の食べ物よりガッツが出るような気がする。


新橋の居酒屋で食べたハムカツだ。「勝つ」を連想させる言葉の響きだけで元気になるような気がする。でも、効果はまったくない。

大衆酒場のジャンクな雰囲気の中で肉肉しいものを食べると、その野性的な趣のせいで元気になったような錯覚を覚える。

次はモツ煮や得体の知れない肉の塊やハツ刺し、マカロニサラダを並べてホッピーをグビグビした際の画像だ。水道橋の「でん」という店。


このワイルドな風情が良い。「ワイルド=元気」である。実際には出がらし?のような部位を食べてもエネルギーが充填されるはずもない。

ホッピーもついつい濃い目で飲んでしまう。結局、したたかに酔って肝臓が疲れる。ダルい感じはちっとも改善されない。

疲れを取りに行ったつもりが疲れを増加させる。ミイラ取りがミイラになるという典型的なパターンだ。

そして今日もまた得体の知れないドリンク剤をグビグビ飲んで身体の疲れをごまかしている。

ついでに言えば、年に1度の七夕なのにロマンチックな話ではなく「緊縛トロロ」の話を書いている自分に呆れる。

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