2018年6月1日金曜日

エッチな画像


平成がまもなく終わる。どんな時代だったかをいろんな人がいろんな角度から語っている。アッという間の30年だった。

あらゆる分野で「え?平成生まれなの?」という驚きがあったのも既に過去の話。平成生まれの人ですら30歳になっているわけだから当然だ。肛門やりたがり、いや光陰矢の如しである。

唐突な話だが、近年当たり前のようになったのが「エッチな画像の一般化」ではなかろうか。プライベートで撮るソッチ系の画像だ。


先日、一緒に飲んだ知人が自分で撮影した秘蔵フォトをたんまり見せてくれた。別な日も友人がマニアっぽい画像を見せてくれた。

見せる方も見る方も、当たり前のようにアーダコーダと解説、分析、品評?に励んだのだが、考えてみれば一昔前までは珍しい光景だったと思う。

もちろん、今も決して一般的ではないだろう。私の周囲に変態チックな人が多いだけかもしれない。でも、間違いなくそんな画像を隠し持っている人は爆発的に増えた。

以前、知り合いの女性からその人自身のあられもない画像を見せてもらって鼻血が出そうになったこともある。女性でもこっそり隠し持っているわけだから時代は変わった。

いうまでもなく、携帯やスマホの普及によって「誰でもどこでもカメラマン」という時代になったせいだ。

テレビのニュースですら「視聴者撮影」という現場動画がバンバン使われている。画像や動画がやたらと身近になったことは平成という時代のトピックスだろう。

撮られる側の意識も大きく変わった。昔だったらカメラを向けられただけで身構える感覚があった。カメラが目の前にあるだけで“特別な空気”が漂ったものだが、今ではそれも過去の話だ。

その昔、ビデオデッキの普及に大いに貢献したのが「エロ」である。エロビデオを見たいという理由だけでビデオデッキを買った人が数十万人はいた。いや、もっといた。間違いない。

私自身、大学生の頃に自分の部屋に初めてマイ・ビデオデッキを設置した時は、頭の中はエロ爆発だった。ネットの無料動画など無い時代ならではの懐かしい話だ。

ビデオデッキに限らず、新しい分野の商品が一気に広まる際に「エロ」が起爆剤になることは珍しくない。いまやカメラ機能がスマホ選びの重要な要素になっているらしいから、その裏にエロ意識が隠れていたって不思議ではない。

このブログで銀座の夜のセクシー画像を載せることがあるが、あれだってスマホだから気軽に撮らせてもらえる。カメラ片手に身構え始めたら成り立たない。

だいたい、昔はカメラを日常的に持ち歩くことはなかったから、酒場でパシャッという行為自体があり得なかった。

エロ現場でのパシャッも同じだろう。今では、いつでもどこでもカメラがあるわけだ。ついつい怪しげなものまで撮ってしまう。

カメラを構えるのか、スマホをちょこっとかざすのか。どう考えてもカメラよりスマホのほうが「つい撮っちゃった」「つい撮られちゃった」という顛末になる。

昔のカメラの時代はフィルムを現像に出してプリントしてもらう必要があったから、エッチな画像はその点でも身近なモノではなかった。

ウソかホントか、そっち系の写真は現像屋さんからプリントを拒否されるという話も世間の共通認識だった。

四の五の書いてきたが、そういう分析を重ねれば重ねるほど、エッチな画像のハードル?が下がってきたことは明らかだろう。

少年時代に街の自販機のエロ本ですら手に入れるのが大変だったことを思うと、まさに隔世の感がある。

それにしても皆さんはソッチ系の画像をどのように保管しているのだろうか。普通にスマホの画像フォルダーに残しているとも思えないし、隠しフォルダーを上手に活用しているのだろうか。

ちなみに私はそういう画像はすぐに消去します。ホントです。だいたい消します。

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