眠くて仕方がない。最近の私の課題である。睡眠時間は普通だ。浴びるように飲んでいるわけでもない。バテバテになるような活動もしていない。でもやたらと眠い。
午前中も午後も夕方も、ふと眠くなる。書類に目を通していたり、書きものに励んでいる時も、睡魔がやってきて、ちょこっと落ちたりする。ここ2か月ぐらいそんな状態が多い。
そのくせ、夜ベッドに入って灯りを消しても30分ぐらいは寝付けない。安定剤のお世話にもなる。リズムが狂っている感じだ。
一説によると、睡眠時無呼吸症候群や肥満が原因の低換気症候群という状態だとこんなパターンに陥りやすいらしい。
睡眠時無呼吸ナンチャラと書くと仰々しいが、要するにイビキが激しいと呼吸が不安定になって身体が休まっていないということ。
低換気とやらはデブのせいで肺の換気が適切に出来なくなって、やはり睡眠中の身体に負担がかかるらしい。
私はイビキ大王だし、いっぱしのデブだから、そのあたりの可能性は否定できない。だとしたら由々しき問題である。だいたい、イビキ自体がデブの得意技である。
体重を落とせば済むのだろうが、あれは目標が明確じゃないとやる気にならない。
今年も毎年恒例のオジサマバンドのライブが11月にある。人様の前でステージに立つから、事前に少しは体重調整に努める。でも、さすがに真剣になるのは1か月前ぐらいからだ。今からやっても維持できない。
今までの人生で夏ヤセしたこともない。夏はソーメンを食べ過ぎて逆に太りやすい季節である。そもそも寝苦しい夏は、私のようなイビキ大王にとって魔の季節だ。
しょうがないからコーヒーを多めに飲んだり、メガシャキなんかも愛飲して眠気を退治するしかないだろう。
メガシャキと言えば、ワールドカップである。眠りが浅いと悩んでいるくせに、夜中にサッカー観戦に夢中になって、昼間は職場の隣のコンビニでメガシャキを買う日々だ。
世界のトッレレベルのチームが本気でやる試合はやはり面白い。ふだんサッカーに興味がない私でも興奮する。
実はサッカーとの縁は子どもの頃からあった。私が通った学校の校技がサッカーだったせいで幼い頃からサッカーに馴染んでいた。
当時、すなわち昭和40年代、50年代といえば世の中は野球一色だった。サッカーが世間の話題になることは皆無だった。ワールドカップのテレビ放送もなく、そもそも大会の存在を知っている人の方が少数派だったぐらいだ。
わが母校は遠い昔にフランス人宣教師が設立した関係で、卒業式ではなぜかフランス国歌を歌わされるし、運動といえばサッカーだった。
そのせいで小学校では年に1度の運動会よりも1学期ごとに行われるサッカー大会のほうが格上のイベントだった。
中高のサッカー部は何と日本サッカー協会より歴史が古いらしい。私はサッカー部関係者ではないが、なんとなく自慢したくなる。
小学生といえば、運動神経のいいヤツがブイブイするのが世の習いだが、我が母校ではサッカーのうまい連中が幅をきかせていた。
野球少年だった私など屁みたいなものだった。サッカー大会では長身という理由だけでゴールキーパーをやらされた。
昨年、急に死んでしまった旧友と一緒に放課後、キーパーの特訓をやったことを今も思い出す。ヤツはその後、高校の東京代表で国体に行くほどのストライカーだったから、強烈なシュートを百本ノックのように浴びせられてヘロヘロになった。
懐かしい思い出だ。今年はワールカップの年だから、今度のライブでもヤツを偲んで作ったオリジナル曲を再度披露しようと思う。
話がそれた。
子どもの頃のサッカーの思い出は、Jリーグがスタートする20年近く前の話である。ボランチなんて言葉は誰も口にしなかったし、オウンゴールは自殺点と呼ぶのが普通だった。ユニフォームのパンツだってヒザ上30センチのピッチピチだった。
まあ、正直に言えば「オレってサッカーのことは40年以上前からアレコレ知ってるんだぜ」ということを書きたかったわけである。
この四半世紀ぐらいで一気にサッカー人気は定着した。昔を知る人間としてはただただ驚きである。関係者達の努力はもちろんだが、各方面のビジネス戦略がハマった点も大きかったのだろう。
Jリーグ発足以前からプロリーグの構想はあったものの、何度も頓挫するなど紆余曲折を経て、結果的にはバブル時代の勢いに乗っかれたのが転換点だったのだろう。
そこに2002年のワールドカップ誘致という神風が吹いて、一気に国民的スポーツに進化した感じだ。
一次予選で日本がどんな結果になろうと、あの場に出場していることが凄いことだ。あのイタリアだって今回は出られなかった。イタリア人に比べれば今回の我々は遙かに幸せである。
サッカーではまだまだ日本は途上国なんだから大らかに応援すればいいと思う。その上で、その他のアンビリーバボーな国々の試合をビックリしながら観戦するのがワールドカップだ。
なんだか今日はいつになく脈略もオチも何もない話になってしまった。
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