ABBAが40年ぶりに活動を再開するそうだ。ビックリである。4人とも70歳をとっくに超えてお爺ちゃんお婆ちゃんバンドだ。でもABBAが再びリアルに活動することは世界から賞賛されるレベルの話だ。
ABBAを知ったのは小学生の頃、兄がいた関係で早めに知ったわけだが、美しいメロディーラインと超絶的コーラスワークにシビれた。
ビーチボーイズやカーペンターズなどメロディーラインやコーラスワークの素晴らしを誇るバンドは数々あれど、ABBAはまさに完璧だった。
だからこそ半世紀近くにわたって変わらずに世界中で聴きこまれている。地球上では毎日どこかでABBAの音楽が流れていると言っても大げさではないだろう。
日本公演は1980年に一度だけ。運よく中学生だった私も武道館でナマABBAを観た。今思えば物凄い貴重な体験だった。米粒ほどの大きさにしか見えなかったがしっかり記憶している。
個人的にはかの名曲「ダンシングクイーン」が収録されているアルバムの一曲目が一番好きだった。今も時々ドライブしながら聴く。
★When I Kissed The Teacher
https://www.youtube.com/watch?v=8dW8XRt5-hY
先生にチューしちゃったらみんなが驚いたという内容の曲だが、それまで耳にしたことのなかった複雑で緻密なコーラスアレンジにオッタマげた。
コーラスやハモりはもちろん、追っかけボーカルのような何層にも歌が重なったような作りにシビれた。
この曲をきっかけにABBAといえばコーラスの美しい曲を好んで聴いた。いま聴いても非常に魅力的だと思う。
★Knowing Me, Knowing You
https://www.youtube.com/watch?v=iUrzicaiRLU
★Take A Chance On Me
https://www.youtube.com/watch?v=-crgQGdpZR0
★One Of Us
https://www.youtube.com/watch?v=IIKAe8Wi0S0
マセガキの入口にいた当時、音楽といえばカッチョいい、ノリノリみたいな部分に惹かれていたが、ABBAの曲はそれとは異次元の美しさというか、綺麗さが際立っていた。綺麗で格好良いという部分が世代を問わず愛される大きな要素だと思う。
話は変わるが、我が敬愛するハマショー師匠の代表曲の一つに「僕と彼女と週末に」という壮大な曲がある。語りなんかもあって8分だったか9分だったか、それ以上だったかもしれない長い曲だ。
1982年発表の曲だが、30年後の原発事故を予感させるメッセージ色の強い名曲である。
★僕と彼女と週末に
https://www.youtube.com/watch?v=iAAUBqW3ZiY
実はこの曲、昔から「パクリ疑惑」というネタで俎上に上がる機会が多い。ネットにあふれるパクり特集のような投稿にはしょっちゅう登場する。
元ネタ?と言われているのがABBAの「The
Winner Takes It All」である。確かにハマショー師匠の曲のサビを聴いていると似ていなくもない。似ている。
★The Winner Takes It All
https://www.youtube.com/watch?v=stQiiVw79yU
たまたまメロディーラインが似通ったのだろう。パクりなどと軽々に言うのは気が進まない。
パクりなどと表現せずに、インスパイアだ、オマージュだと様々な表現があるようだが、ハマショー師匠のこの曲の場合、AメロからBメロ、そこからの展開の自然な流れ、全体の構成からみればサビの雰囲気だけが似たようなコード進行になったと思うのが妥当だろう。
ABBAの話を書いていたつもりが、ついハマショー師匠の擁護論に変わってしまった。ヘンテコな結末である。
そんなことよりABBAである。メンバーの誰かの寿命が尽きたとしてもハイテクを駆使して永遠に活動を続けてほしいものだ。
2 件のコメント:
「路地裏の少年」のアーアーー♪の部分が、ジャクソン・ブラウンの「LAWYERS IN LOVE」のアーアーー♪のパクリと言われた時、「路地裏の少年」のほうが先に世に出てたことがわかり、素人の指摘なんか適当だよな、と当時感じたことを思い出しました。
ABBAとは関係ない話ですみません。
館長さま
路地裏の少年のほうが遥かに昔だよねえ。
ただ、ジャクソン・ブラウンのあの曲のピコピコ鳴ってるシンセの感じをハマショー師匠が「ラストショー」でパクってるという指摘も聞いたことがあります。
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