体調も復活してようやく新居での生活が落ち着いた。娘と暮らし始めて感じるのはムダ話の効用である。
一緒にいれば何かしら会話を交わす。どうでもいいような話ばかりだが、今までのようにブキミに一人言をつぶやいているよりマトモである。
体調も復活したので週末は娘とご近所散策でもしようと思ったのだが、娘は泊まりがけでどっかに行ってしまったから相変わらず私の一人言生活は続いている。
当たり前だが一人言は狭い世界に陥りがちだ。相手がいれば「へーそうなんだ」という気付きのある会話が成立する。普通の家庭人ならそれが普通だから私は普通じゃなかったわけだ。
アノ「小室さん」の話題についてもアレコレと語り合った。それにしても「小室さん」が世の中の娘を持つ父親達に与えた影響は大きい。
娘の彼氏が明確な目標を持っている男なら父親は安心する。夢を語れないヤツより頼もしく見える。
「司法試験の勉強をしています」「医者になるつもりです」等々、そんなことを爽やかに語られたら交際を反対しにくいのは確かだ。
そんなノリで「お嬢さんと結婚させてください」とたたみかけられたらつい前向きに考えてしまいがちだ。娘の年齢によっては尚更だ。
でも「小室さん」のお陰で世の中のお父さん達には一気に?ブレーキがかかった。前のめりな求婚に関する無難な対応法である
「ありがとう。わかった。でもそれに受かってからまた来てね」
私だったら間違いなくそう言う。今回のニュースを聞いて同じことを感じた父親は世の中に何万、いや何十万人もいると思う。
父親は娘に嫌われたくない。だからちょっと不安でも娘の連れてきた男を頑張って認めようとする。その優しさというか甘さが結果的に娘に苦労させる原因になるなら本末転倒である。
過程も大事だが結局は結果だ。若者に結果を求めるのは酷な面もあるが、あまりに不確実な計画に頼っているのは困りものだ。
「小室さん」が実力以上の世界に挑んでいるのか、相応のレベルに達したうえで頑張っているのかは本人や近い人にしかわからない。
もしかしたら試験の日にたまたま体調が悪かっただけかもしれず、再々受験すれば余裕で合格するのかもしれない。
もしそうではなく実際にはまるで合格レベルに届かない次元だとしたら何ともビミョーな話ではある。
クドクドと野次馬根性丸出しの話を書いてしまった。
大きなお世話ではあるが、あの人にはやはり日本で地道に法科大学院に何年も通って仕切り直ししたほうがいいと思う。
今日は別な話を書くつもりが病み上がりのせいか、グダグダとこんな話に終始してしまった。
いずれにせよ「小室さん」が世のお父さん達にいろいろ考える機会を与えてくれたのは確かだ。そういう意味では私も感謝しないといけないのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿