2022年7月8日金曜日

景気とスカートの長さ


暑さが厳しくなると女性の薄着がうらやましくなる。とくにミニスカートにサンダルは実に涼しそうだ。スーツに革靴という私の格好に比べるとそれだけで体感温度が10度ぐらいは違うはずだ。

 

にもかかわらず今はミニスカートがあまり流行っていないらしい。もったいない。ロングスカートばかり見かける。暑さ対策、電力対策、いや、私の目の保養のために綺麗な女性にはミニスカートを履いてもらいたい。

 

最近、週刊誌に素晴らしい特集が掲載されていた。ミニスカートに関する大真面目な考察である。私はこういう特集が大好きだからじっくり読んだ。

 


 

週刊誌お得意のグラビアにはあまり興味がない。袋とじのページを開封することも滅多にない。でもエッチ系の活字ネタは大好きだ。読まずに素通りするほど私は枯れていない。

 

ミニスカートが嫌いな男性っているのだろうか。いたいけな高校生が制服なのに極端なミニ丈にして闊歩している姿は感心しないが、普通のミニは私も大好きである。

 



女性の脚線美は男性には無い特徴的なシルエットだ。見せびらかすべきだろう。男がそこに視線を向けるのは何もエロ意識だけではない。純粋に綺麗なものを目で追ってしまう本能に近い。

 

ミニスカートは単純に女性の脚をアピールための衣装だから若者専用のアイテムにしておく必要はない。30代、40代、はたまたもっと上の世代だって適度に脚は出せばいいと思う。

 

極端なミニじゃなくても膝丈ぐらいのスカートは年齢に関係なくもっとポピュラーになっていい。女性のふくらはぎとハイヒールの組み合わせは純粋に綺麗である。わざわざ隠すのはもったいないと思う。

 

ミニスカートの歴史を調べてみたのだが、ファッションの歴史においてはまだまだ新参者みたいな存在らしい。

 

Wikipediaによると「1920年代以前は、西洋の女性は足首までの丈のスカートを着るのが通例であった。1920年代には、ココ・シャネルのデザインを筆頭にそれ以前の西洋の女性のスカートよりも丈が短いものが見られ始めた。しかし、1930年代は世界恐慌のため、1940年代は第二次世界大戦のため、女性のファッションは再び保守的なものとなった。1950年代後半から、一部の女性の間でスカートが短くなり始めた」とのことである。

 

その後、1960年代から改めてミニスカートに脚光が集まるようになったそうだ。世界的な流行の火付け役は、フランスのファッションデザイナー・クレージュだとか。そして多くのデザイナーがミニスカートを発表し始め、イギリス出身のモデル・ツイッギーが着用してから世界中のミニスカブームにつながる。

 

ちなみに日本で初めてミニスカートを履きこなしたのはアノ“冬彦さんのママ”・野際陽子らしい。本当だろうか。いずれにせよミニスカを掘り下げるだけでなかなか興味深い近代史を知ることが出来る。

 

さて、もちろん、そんな綺麗事ばかりではない。男のスケベ心は「パンチラへの期待」という実に切ない感覚でミニスカートを捉えることが多いのも事実である。

 



 以前ここで書いた「パンチラ問題」でそのあたりは深く?考察している。

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2015/12/blog-post_7.html

 

私も高校生ぐらいの頃は電車の中で向かいに座るミニの女性のパンチラが拝めないものかと座りかたを必死に工夫してみた。なぜか見えないものである。見えないからこそ楽しいという真理は大人になってから学んだような気がする。

 

上でも書いたように1920年代以前なら世の中にミニスカートを履いている女性はいなかったわけだ。そう考えるとミニに特別な規制のない今の時代に生きていることは幸せだ。

 

問題はいまミニが流行っていないことである。実に淋しい。一説によると景気の良し悪しとスカート丈には相関関係があるらしい。好景気ならミニが増え不景気だとロングスカートばかりになるという話である。

 


 

今まで何度か聞いた話だから案外ホントかもしれない。だとしたら今のロングスカートばかりの世相も納得できる。やはり景気浮揚こそが何事においても大事になるわけだ。

 

私の目の保養のためなどという小さなことではなく、天下国家の安寧のためにも世の中の綺麗な女性にはぜひミニスカートを履いていただきたい。綺麗じゃない人だって一応は履いて欲しい。

 

ヘンテコな結論になってしまった。

 

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