2010年6月11日金曜日

iPad


iPadを一生懸命使っている。一生懸命という表現は大げさではない。あの手のデバイスは私にとって不得意分野。正直言って嫌いだ。

でも嫌いとか言ってはいられない。昔から機械音痴で、いまだにパソコンも苦手な状態を悔やんでいるので、ああいう今後普及しそうなものは最低限使っておこうと思う。

まあ、そんな力んだ感じが既に時代から取り残されている証拠だろう。もっと「フツーな感じ」でサクサクいじってないといけない。

自宅のパソコンは、メールとインターネットが中心なので、iPadに取って代わりそうだ。

とはいえ、iPod用の音楽の整理やデジカメで撮影した写真の整理にはパソコンが必要。なんとか趣味や遊びのために活用しているが、この分野が得意になればもっと効率的な作業が出来るのだろう。頑張らねば。

そんなこんなで、なんとなく、iPadを自宅のパソコンでiTunesに接続してみた。iPod用に貯めている約1千曲の音楽は自動でiPadにも移植された。ふむふむ。だからどうなんだろう。

続いて、デジカメ画像もiPadに移植してみた。パソコン上で整理してあるフォルダを選択して移植作業が出来るのだが、この手の操作性が非常に分かりやすくて感心する。かなりのメカ音痴である私でも悩まずに出来た。

音楽に続いて、写真も移植できた。だからどうなんだろう、とまたまた思ってみたのだが、移植した水中写真画像をアレコレとiPad上でいじっていたら「スライドショー」の機能を発見。

BGMも簡単に選べる。もちろん、移植した1千曲の中から選択できる。そんな作業も実に簡単。あっと言う間にいっぱしのデジタルフォトフレームに変身した。

近いうちにバリ島に行くのだが、iPadを持っていけば言葉の通じない現地人水中ガイドに直接画像を見せながら説明が出来る。「こんな魚を見たい、こういう魚を探せ」といった指示がBGM付きでできるわけだ(別にBGMの必要はないが)。

画像が綺麗な点がiPadのウリのひとつらしいが、確かに写真を見るにはかなり優秀な機材だと思う。スマートフォンの小ささは魅力だが、画像鑑賞という点では、大きい方が嬉しい。

一般的なアプリについては今後の充実が待たれるが、ちょこっと触っただけで文字が拡大できる点は、まもなく老眼人生がはじまる私にとっても有難い機能になるのだろう。

今後、高齢者ばかりの社会になっていくわが国では、必然的に現在の活字媒体の文字サイズが大きな問題になるはず。

そういう意味では、iPadは確実に高齢者に優しい。デジタル的便利さよりも文字サイズの柔軟性という原始的な一点のみで紙離れに一層拍車をかけることになると思う。

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