水中写真を撮りにバリ島に行ってきた。水中写真といっても魚なんか撮っても面白くないので、今回は「お尻」の撮影が目的だ。
今まで20年以上、水中撮影の経験を積んできたのは、この手の「お尻」画像を集めるためだ。
というのはウソで今回も懲りずに魚の写真を一生懸命撮影してきた。
当初は、バリ西部のムンジャンガン島エリアに行こうと予定していたが、出発直前に急きょ心変わり、半年前にも行ったトランベン周辺を目指した。
泊まったことのないホテルに滞在してホゲホゲとマイペースで潜りたくなったので、日本ではまったく情報がないリゾートを選んだ。
(今日の画像は画像をクリックすると大きく表示されます)。
「SCUBA SERAYA RESORT」(http://www.scubaseraya.com/)という宿がそれ。全部で12部屋しかないプチリゾートで、名前の通り、ダイビングするには何かと便利な造り。
もともと、このエリアはダイバー以外はやってこない僻地だが、ダイバーじゃない人でも1日か2日ぐらいノンビリ読書にでも励むには良いリゾートだ。
空港からは3時間近くかかる。でも水中環境は抜群。私自身、この周辺エリアには過去に5回以上来ているが写真派ダイバーには飽きない場所だ。
半年前のバリ旅行の際に、マクロ撮影に最適な小物探しの面白いダイビングポイント「セラヤポイント」に来た際に、小洒落たホテルを発見して覗かせてもらったのがこのホテルを知ったきっかけ。
その時の印象が良かったので、今回はるばる訪ねたわけだ。
JALのバリ便は遅めの午後発。午前中ちょろっと仕事して成田へ。さんざんツマミを持ち込み、「THIS IS IT」と「釣りバカ」を見ながらウイスキーの炭酸割りで酔っぱらう。
到着は夜の11時頃。さすがに3時間のクルマ移動はゴメンなので、この日は空港から1時間ちょっとの「ALILA MANGGIS」で1泊。
ALILAは一応高級リゾートなので、送迎用にチャーターするクルマも綺麗で快適。おしぼりや冷たい水も用意してある。長いフライトのあとのこうしたサービスが結構嬉しいので、10時間位しか滞在しなくても高級ホテルを選ぶ意味がある。
バリのチャーハン“ナシゴレン”とバナナパンケーキというトンでもない組み合わせの朝食をタンマリと食べてから目的地まで移動。この日もALILAのクルマを頼んでゆったりのんびりドライブ。
「SCUBA SERAYA RESORT」は、適度な広さの敷地に気持ちの良い芝生が敷き詰められ、ノホホンムードが漂う。客も騒々しくないヨーロッパ系のゲストが3~4組しかいなかったので、起きている時間も眠っているようなボーとした感覚で過ごせた。
そうはいっても、私がチェックアウトする日から2週間ほどは大混雑らしい。なんだか水中写真の大会だか何かで連日フルブッキングだそうだ。そんなものにぶつからずに助かった。ヨーロッパのダイバーの間では結構有名なリゾートだそうだ。
ヴィラタイプの部屋は清潔で快適。シャワーも熱いお湯が勢いよく出る。専用の小さい庭にあるバレブンゴン(東屋)が私の特等席。毎日ランチはここに持ってきてもらって食べた。
小さい庭スペースには露天風呂チックなバスタブがあったが、なぜか水しか出ない。意味不明だ。滞在中何度かスタッフがここに花びらを浮かべに来たが、お湯が出ないのに何がしたいのだろう。。。
まあこれで1泊100ドルちょっとだからアリだろう。レストランのメニューが少ないのが困りものだが、田舎だけにお値段は手頃。総合的にすこぶる居心地の良い宿だった。
「SCUBA SERAYA RESORT」の壁ひとつ隔てた隣には「Villa Markisa」(http://www.villa-markisa.com/)という小洒落たプチリゾートもある。トランベンエリアを訪れる日本人ダイバーは数多いが、この2軒のリゾートは穴場だ。
目の前のダイビングポイントも徒歩数十歩だし、英語の出来ない私でも何一つ不自由しなかったので、写真好きダイバーなら絶対気に入ると思う。
目の前のダイビングポイントは珍しい魚のオンパレード。今回も私一人に専用の水中ガイドをつけてもらったが、現地人ガイドはさすがに小物探しのプロ。被写体探しに困ることはなかった。
これらの画像はすべて宿の目の前の海で撮影したもの。とくにフリソデエビと呼ばれる極彩色の小さなエビは、まるで飼育状態。いとも簡単に居場所に連れて行ってくれる。養殖エビみたいなものか。
ちなみに今回は、現地人ガイドとコミュニケーションをスムーズに進めるため、撮影したい魚の英語名を勉強していった。このフリソデエビは和名自体も「振袖」に由来するシャレ者だが、英語名がまたいい。「ハーレクイン・シュリンプ」だ。なんとも優雅だ。
今日はこの辺で。。。
2010年6月28日月曜日
SCUBA SERAYA RESORT バリ島 セラヤ
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