2023年12月18日月曜日

ドカ食いの宴

 

還暦もそう遠くないのに同級生3人でのドカ食い大会を恒例化している。きっかけは3年ほど前に神保町の老舗中華料理店で炭水化物をどこまで食べられるか挑戦したことがきっかけだ。

 

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2020/10/blog-post_9.html

 

その後、同じ店でリベンジしたり日本橋の「たいめいけん」で洋食をドカ食いしたり、何度か無謀な挑戦を続けている。いつも食後は後悔の嵐が吹き荒れる。数時間は苦しい。膨満感を満喫?するハメになる。

 

先週の某日、懲りずにまた洋食ドカ食い大会を開催した。試合会場は銀座の老舗洋食店「スイス」である。さすがに“炭水化物縛り”は避けるようになったが、洋食屋さんならではのメニューをひたすら食べてきた。

 






シュウマイとビールで宴を始めてカキフライ、クリームコロッケ、ビーフコロッケと揚げ物を前半に退治する作戦に出た。それぞれウマかったがビーフコロッケが印象的だった。

 

クリームコロッケと思えるほどのなめらかな食感のマッシュポテトにミンチ肉がたくさん入っていた。この店には何度か来ているがこのコロッケは初体験。今後は必ず注文すると思う。

 

それぞれ3等分して四の五の言いながら味わう。ビールやらハイボールやらで喉を潤しながら楽しくバカ話に花を咲かせた。

 





続いてプレーンオムレツ、シーフードグラタン、ハヤシライスが登場した。どれもキチンと美味しい。正統派洋食の世界を楽しむ。なかでもハヤシライスは絶品だった。3等分したからアッという間に無くなった。

 

ここのハヤシライスは以前から私の大好物だ。この日はソースが残り少なくなっていたらしく、普段は存在感を主張する具材の薄切り肉が煮崩れした状態だった。あらかじめお店側からその点をお詫びされたのだが、ところがどっこい、そんな煮込み肉がソースの旨さを膨らませている印象で非常に美味しかった。

 




 その後、味噌を上手に使った豚肉のステーキと牛ステーキシャリアピンソースがやってきた。豚ステーキの味付けが新鮮でこれまた初体験の喜びを味わえた。シャリアピンステーキは元祖である帝国ホテルバージョンとは異なりデミソースに寄せた味付けだった。

 

3等分とはいえこのあたりから満腹指令が脳から出始めていた。でももうひと踏ん張りしないといけない。隣の席に座ったカップルは男性がコロッケ一品とパン、女性がハンバーグ一品とパン。それだけを楽しそうに語らいながら食べてさっさと帰っていった。我々は既に2時間ぐらい食べ続けている。同じ生き物とは思えないレベルだ。

 


 

ナポリタンなどの洋食屋さんならではの麺類はメニューになかったのでシメに向かってもご飯モノを食べ続ける。メニューになかったチキンライスを無理やり作ってもらう。何だかんだとペロペロ食べてしまう。

 

そしてシメの一品はこの店の名物であるカツカレーである。巨人の背番号3といえば長島だが、その前に3番を背負っていたのがいにしえの名選手・千葉茂である。その千葉さんが言い出しっぺということで名物になっているのがこの店のカツカレーだ。

 

とはいえ、普通の一人前を3等分する余力がオジサン3人組に残っていなかったのでお店の人と相談してミニサイズを持ってきてもらった。コース料理で最後に出すサイズを我々にも出してもらった格好だ。

 



 

カツは一切れ、カレーも小盛りだから何とか食べられた。当然ながら満腹である。でも3年前の“初試合”の時に比べれば死ぬほどの苦しさではなかった。やはり過去のドカ食い大会での後悔が微妙に脳裏をよぎってしまうから守りに入ってしまったのだろう。

 

その後、夜の銀座をぶらぶら歩いて7丁目のミニクラブに出向いて反省会。この3人はわがバンド活動の基礎メンバーである。カラオケでも歌って過ごそうと思ったのだが、お店のママさんがどこかからギターを持ってきてくれたので、先日のライブで披露した歌を生演奏でがなり立てて過ごした。

 

満腹の時にワイワイ歌うとだいぶ腹ごなしになることを学んだ楽しい一夜だった。いずれにせよ緊急ダイエットを計画しないとならない。

 

 

 

 

 

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