先日、仲間うちの新年会に行ってきた。一種の同窓会だが、同窓会というほど大げさではなく、メーリングリストを経由して案内がきて、厳密な出欠確認もなく、友人が経営するレストランに集まるお気軽な会合だ。幹事役が往復ハガキを用意して大変な思いをして旧友を集めるスタイルに比べ、ネット社会の便利さを痛感する。
同窓生といっても、小学校から高校まで一貫校だったので、卒業学年は微妙にずれていたりする。男子校だったこともあり、40歳代の大人が集うにしては、会話のレベルは中学生時代と変わらないバカっぽい話ばかり。
一学年が150~160名程度の規模の学校で、一貫校だったため、割と付き合いは濃くなる。10年ぶり、20年ぶりで顔を合わす旧友が登場しても不思議なもので瞬時にタイムスリップする。
今回は40名程度が参加。職業は当然ばらばらだが、結構医者が多い。開業医、勤務医いろいろだが、宇宙人襲来を恐れる患者さんの対応に真剣に取り組む精神科医の話が楽しかった。
自治体の首長になった人間もいれば、芸能界の売れっ子スタイリストもいる。着ているものもまるでバラバラ。メガ金融機関の経営戦略の中枢で働く人間がいれば、海外協力隊でどこかの島国で野菜作りを指導し、帰国後、自給自足生活を送る人間もいる。堅実な勤め人も年齢的に会社の中枢にいるため、バカ話ついでに垣間見える「人生いろいろ」が興味深い。
容姿、雰囲気、髪の量、体型にいたるまでよくもまあバラエティに富んだものだ。一見まるで共通点のなさそうな人間達が何も構えずにバカ話をする光景は同窓会ならではのディープな眺め。それだけで楽しい。しがらみや利害関係抜きの酒はしみじみ美味しい。同じ店で7時間以上呑んでしまった。
それにしても、子供の頃の記憶は年々、消去されているようで、今回も旧友から聞かされた私自身の武勇伝?にゲンナリした。動物虐待みたいな話なのでここでは割愛。どうも都合の悪い記憶は消し去るという便利な機能が私の脳にはあるみたいだ。まあそうじゃなきゃ自己嫌悪の生活になりそうだから良しとしよう。
会場となったお店は溜池山王駅そばの「美食菜館」(http://gourmet.gyao.jp/0003026746/)という中華レストラン。明るく綺麗で使い勝手の良いお店です。お近くの方には強くオススメします。
2008年2月12日火曜日
人生いろいろ
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