2015年7月31日金曜日

タンスイカブラーとビリヤニ


「炭水化物の摂り過ぎは危険」。この手の話に過敏に反応するのは嫌いなのだが、最近はチョット気にしている。

どうもここ1か月ぐらい調子が上がらない。スッキリ爽やかな気分で過ごす日がほとんど無い。いろいろと原因を考えたのだが、「炭水化物犯人説」も充分にあり得る気がしてきた。

ここ1~2か月、特に理由はないが、酒量が減った。飲む時はズンズン飲むのだが、まるっきり飲まない日も増えた。

しっかり飲む時はツマミは少なめで炭水化物は腹がふくれるので食べない。酒を抜く日は酒のカロリーの分まで堂々と炭水化物を食べてしまう。

ということで、このところ以前より炭水化物をドカ食いする機会が増えたのは確かである。

炭水化物の摂り過ぎは次のような症状が出るそうだ。

疲労感
集中力低下
記憶力低下
いつも眠い
中性脂肪の増加
高血圧

いやはや、まさに最近の私の状態のようである。炭水化物、すなわち糖質の大量摂取がそんな悪影響をもたらすなんて知らなかった。

エネルギーが増強すると思ってガツガツ食べていたのに逆効果だったかもしれない。

あー面倒くさい話である。糖質制限ダイエットは高齢者が頑張るとかえって危険だという話もある。そんな話を聞いて「炭水化物はいいヤツ」だと信じていたのに裏切られた感じだ。

まあ、そうはいっても何事も過剰反応はバカっぽいから、今後は少しだけタンスイカブラー生活を控えめにしてみようと思う。もっと酒を飲む機会を増やせば済む話である。

で、そんな悟り?にたどりつく前の最近も「ウマい糖質」をわっせわっせと摂取していた。

インド料理のビリヤニをご存じだろうか。平たくいえば「インドの炊き込みご飯」である。コメ好きな私としてはウットリしちゃう食べ物である。

ここ10年ぐらいでやたらと増殖したそっち方面のカレー専門店のメニューにも「ビリヤニ」をちょくちょく見かける。

ところが、大半の店がサフランライスを具と一緒に炒めてチャッチャと提供するバージョンである。いわばインドチャーハンだ。

それはそれでウマいのだが、本場のコメを使った炊き込みご飯とは、やはり似て非なるものである。

先日、友人と食事をする機会があったので本格的なビリヤ二を出す店に行ってみた。京橋というか、銀座1丁目あたりに佇む「カイバル」という店。

姉妹店の「ダバ・インディア」という店が都内屈指の人気店だから、こちらの店も期待できそうである。


カレーもタンドリー料理も実にまっとうで美味しい。アサリと海老のカレーという一品もなかなかおシャンティー?である。

でも、私の狙いはあくまでビリヤニである。釜焼きの肉も魚もカレーも正直いってどうでも良い。体調が変になるほどのタンスイカブラーとしては「インド米の炊き込みご飯」のことばかりが頭をよぎる。

この日は2種類のビリヤニをオーダーした。


最初にやってきたのはマトンのビリヤニである。

ボソボソ系のコメの食感が妙に嬉しい。自宅の炊飯器でもやたらと硬めにコメを炊く私としては、世の中にはびこる軟らかいコメが苦手だ。

その点、「正しいボソボソ感」のこの店のビリヤニは好感が持てる。味も悪くない。具もゴロゴロ入っていてバッチグーだ。思った以上にあっさりしていたので、カレーをかけたりしながら無心で食べる。


続いては鶏の挽き肉のビリヤニである。本当はエビのビリヤニをオーダーしたのだが、店の人が間違えてしまい、炊き直させるのもメンドーなので、そのまま貰うことにした。

まあ、ビリヤニと名が付けば何だって嬉しい私である。こちらも正しくボソボソ。挽き肉のジューシーな感じをまとった細長いインド米が私を悩殺する。

結局、この日も大量に糖質を身体に取り入れてしまったわけだ。問題である。

本格的なビリヤニを堪能したにもかかわらず、私の味覚は、そこらの「ビリヤニもどき」を否定することが出来ないのも事実である。

会社から徒歩3分ぐらいの距離にさえない感じのドンヨリとしたインド料理屋がある。

ビリヤニがメニューにあるので、それを食べに行く。ビチャッとした炒めご飯にスパイシーなチキンがゴロゴロ混ざっている。

正しく言えばビリヤニもどきである。コメが立っている感じも一切ない。でも、なんだか魅力的な味わいで、2か月に一度ぐらいは食べる。

結局、本格的かどうかなんて私には関係ないみたいだ。コメが主役のちょっとジャンクフードっぽい味なら何でもムシャムシャ頬張ってしまう。

ヘンテコな結論である。

というわけで、際限なく炭水化物を食べる生活をチョット変えてみようと思う。1か月も経ったら体調がどう変化したかこのブログで報告します。

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